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カテゴリ:あれこれ アラブ世界
人の裏をかくのはアラブの昔からの手法。己の保身のためには捨て身になって何でもやる! これはアラビアのロレンスの時代から、いやいやそれ以前からのアラブの典型的な手法なのかもしれません。とにかく 常に自分の都合が中心! ですからトルコではアラブはとても嫌われる存在。オスマン帝国の裏をまんまとかいてイギリスと手を組み、オスマン帝国を崩壊させるのに一役も二役も買ったから。
今回もまんまと裏をかかれました。まるでアクションドラマの1シーンのような逃亡劇。闇夜に紛れてコソコソと逃げ出したゴーン氏のことです。 それにしても政府というものがそもそも全く機能していないレバノンという国に ″司法制度″ なんてあるのか? 汚職にまみれて、国民に電気すらまともに供給できない国で、汚職という犯罪をきちんと裁けるのか? カネとコネさえあれば勝者になれるこの国で、まともな裁きが期待できるのか? ま、答えは明らかですね…。しかもヤル気なんて全く感じられないこの国の暫定法相。「内容を精査」とか「事情聴取」なんて日本語では放送されてますが、実際には単なるフレンドリーなお茶飲み会(プラス賄賂の相談)で終わってたりして(笑) レバノンについてあまり知らない方のために豆知識をば:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201202060000/ や https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201103110000/ を読まれたし。 レバノンでは、政府の汚職が原因で日々の電気すらきちんと供給されません。1日のうち3-4時間は電気がきたかと思えば、次の3-4(5-6?)時間は電気が一切使えなくなります。しかも電気の切断はかなり不定期で、計画性全くなし。夏の暑い日には蒸し風呂、冬の寒い日には冷蔵庫のようになる家で過ごさなければなりません。 なぜこんなことが起きるのか? 24時間電気を使えるようにするためには、別の電気会社と契約をしなければなりません。つまり二重に電気料金を支払わなければならないのです。政府がこの特定の電気会社と結託しているために(つまり汚職が原因で)、国民には電気すらきちんと供給されていません。 お金があれば電気料金の2重払いは可能。特に何億円もかけて改装された家なら、電気が24時間使えるさぞかし快適な生活でしょうな~。でもレバノンでの富裕層はごくわずか。普通の国民たちは日々の生活もままならなくてあえいでいます。電気だけではありません。核燃料廃棄物の埋め立て問題などでがんも急増。病気や貧困、汚染にあえぐのがレバノンの真実の姿です。すべて政府の汚職が原因。 誇張していませんよ。実際に住みましたから。そして私の住んだエリアは大使館関係者などが住むような高級エリアではなく、ごくごく一般のレバノン人が住むエリア。なので、日々苦しむレバノン人の姿を目の当たりにしています。滞在中の1年半の間にガンで友達を何人も亡くしました。本当に悲しくなるほど汚職で腐敗した国…それがレバノンです。 中東に関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com アフェリエイト始めました。次世代の旅のお供になりそうな新しい形のお財布 Rivollet。ご関心のある方は覗いてみてください。https://revollet.io?token=NOUcgl8s お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.12 04:10:17
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