|
カテゴリ:東と西が出会う国 トルコ情報
トルコに住み始めてはや3年が経とうとしています。間もなく4年目に入ろうとするトルコ生活。トルコ語の習得に関しては全く努力していませんので(トルコでもほとんど英語とアラビア語しか話していない…)、トルコ在住3年なんて言うのがはばかられます。この点はいつか努力したい(…あるいは、するかもしれません)。ゴニョゴニョ…
ところで私がトルコにやってきた3年前と今とで、対ドルのトルコリラの為替レートがかなり変動しています。2017年の時点では1ドル=3.5リラくらいだったのですが、今では1ドル=6.0リラ前後となっています。 2018年にトルコリラが暴落した時期があったのですが、それはかなり一時的でした。ところがその2018年の暴落に近い状態が今ではかなり長く続いています。 トルコで生活する外国人にとっては、かなり暮らしやすい環境と言えます。またトルコ国内を旅行するのも今はかなりお得感があります。だって3年前のほぼ半分に近い値段で観光できるわけですから… 3年前には、ぼろっちいアパート(とはいえ、それなりに気に入っていました)を1150リラで借りていました。今は新しくて数倍広いアパートを1800リラで借りています。それでもドルに換算すると、支払っているのは結局ほぼ同じ金額。 とはいえ、トルコ人に言わせると「1800リラなんて! むっちゃ高いやん!」と目をむかれる値段。トルコリラでお給料を受け取っている人にとってはとても大変な経済状況なのです。最低賃金が2000-2200リラですから、1800リラのお家賃はあり得ない値段ですね。でも、私のようにトルコリラ以外の通貨でお金が入ってくる外国人にとっては、お得感があるトルコでの生活。 トルコ経済は少しずつ回復しているといわれていますが、トルコリラの価値は下がる一方…。実際の人々の生活を見ていると、回復しているとはまだ感じられません。トルコ人にとってかなり苦しい状況なので、難民として入っているシリア人へのしわ寄せはかなりのもの。実際、仕事を失うシリア人も多く、どこをどう見ても生活していけない状況に追い込まれているシリア人の数が増えています。 経済不況が続いていますので、怒りの矛先はシリア人に向けられています。最低賃金よりずっと安い値段で働かざるを得ないシリア人ですが、トルコ人からすれば「シリア人に仕事を取られている。トルコ人よりずっと安い賃金で働くことに同意するもんだから、トルコ人が雇われずにシリア人が雇われている!」となるわけです。 でも実際には、どんなに安い賃金でもその日のパンを得るためには働かざるを得ないというのがシリア人の現状。だったら、安いシリア人を雇って私腹を肥やしている会社の責任者のほうに怒りの矛先が向くべき。ま、雇う側としては人件費が安けりゃ安いほどいいわけですよね。 そんなわけでかなり危機的と言わざるを得ないトルコの経済状態なのではないかと感じています。それでも観光のセクターがかなり頑張っていて、2018年には観光客の数が過去最高になったそうです。今後も観光客がどんどん入ってきて、外貨を落とすことでトルコ経済を底上げしてくれたら嬉しいですね。 トルコの治安は安定しています。トルコリラの価値が下がっている今こそが観光の旬とも言えます! 皆さん、ぜひぜひトルコを応援してくださいね~。 トルコ旅行に関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com アフェリエイト始めました。次世代の旅のお供になりそうな新しい形のお財布 Rivollet。ご関心のある方は覗いてみてください。https://revollet.io?token=NOUcgl8s お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.02.24 03:03:44
[東と西が出会う国 トルコ情報] カテゴリの最新記事
|