月の砂漠－ヨルダンから

本日、トルコの病院で大腸の内視鏡検査を受けてまいりました。このコロナ騒ぎの時にコロンちゃんがうまく機能しておらず…。ちなみに「コロン」とは大腸のことです。

いやぁ、トルコで内視鏡検査なんて絶対に避けたいことだったのですが…あれよあれよという間にそういうことになりまして…。結果は「過敏性腸症候群(IBS)」でした。深刻性は全くないということで安心いたしました。自分でもそうかもなと思っていたのですが、なんせ大腸に関しては日本でも診察を受けたことがなく…自己診断は危険と判断して、病院に行くことに。

今回私が行ったのはプライベート・ホスピタルで、外国人であり、なおかつ現地で結婚または雇用されていない私には保険が適用されません。ですからすべて自費。でもプライベート・ホスピタルは患者数も制限されていますし、待ち時間もない。予約の電話をしたのが木曜日で、翌日の金曜日には診察、そして本日月曜日に内視鏡検査…とあっという間にすべてが終了しました。

症状としては、思い返せば数か月前から便が細いなと感じ始めたのがきっかけ。でも忙しいし、毎日出かけるのでそうそう気にしてもおらず、そのままになっていました。そしてコロナ休暇に突入して2週間ほど経った時に便秘の症状が。私にとっては便秘というのはまずあり得ないことなので、おかしいなぁと思いつつ、便秘の翌日には下痢。このひどい下痢は3日間ほど続き、その後また便秘…。ということで、実際に不調だったのは1週間ほどですが、この便秘と下痢を繰り返す症状は普通ちゃうで! と病院に行くことを決意いたしました。

トルコでの大腸内視鏡検査は全身麻酔がかけられるので、あっという間にコテンと寝落ちし、気づいたら別室にいる…という、全く恥ずかしくもなんともない検査でした。それは友達から聞いていたので、検査そのものに対する不安はほとんどなかったのですが…。検査前日から下剤を使ってすべてを出し切る作業がやっぱりしんどかったです。

というのも私の病院では、検査前日の夜にまず口から下剤を飲まされます。

 それがこちら。250ミリが2本ですから、合計で500ミリ。

この下剤は、子供用のシロップの風邪薬のような味で美味しい(笑)! ここまではいいのです。ところが、翌朝つまり検査当日の朝には、なんと下から下剤を注入するという徹底ぶり!

 それがこちら。見てください、この大きさ! これ2本ですよ。

この下からの下剤注入がしんどいのなんのって。もう前日からピーピー続きでお尻が痛いのに、極めつけです。しかも一人でこれだけの量を自ら注入するって…時間もかかるし、全身がつる思いです(笑)。私の体は柔らかい方ではないけど、もっと固い人なら絶対に体のあちこちがつってますよ、ほんと。これは二度とやりたくない…。日本では口から下剤を飲むだけで済むようなので…。ただし飲む量が500ミリどころではないようですが。

というわけで、ゼーゼー言いながら腸内を完全にきれいにしまして、いざ病院へ! 検査は前述のように全身麻酔であっという間に終わり、終わってみれば呆気なかったのでした。お薬が処方されましたので、しばらくはお薬を飲んで腸の調子を整えたいと思います。

そして過敏性腸症候群ということは…食生活の見直しが必要かなと。というのも、私は夜に大量のサラダを食べる習慣がありまして…。確かにサラダは体に良い。でも食べる時間が遅すぎる上に、大量なんです。そのことについて何とも感じていなかったのですが、腸には負担がかかっていたのでしょうね～。普段は家にいることのほうが少なく、朝とランチをほとんど食べずに夜に家に帰宅して、サラダを大量に消費するという生活でした。コロナ休暇に入ってもその癖が抜けず、真夜中にサラダをほおばる生活…。

これは明らかに変えないといけません。特に外出を自粛するコロナ休暇中は食生活を見直す良い機会! というわけで…サラダはお昼に食べることにします。夜は消化の良いものを少し食べるような生活に持っていきたいと思います。

何はともあれ、検査が終わって一安心。私は「案ずるより産むが易し」がモットーで、あれこれ悩むよりはもうさっさと検査を受けたいタイプ。今回も決めたら速攻行動に移しまして…その後は悩む必要がなくなるので、楽チンです。

さて忘備録として今回かかった費用を書いておきますと…初診料250リラ、血液検査+検便336リラ、下剤85リラ、大腸内視鏡検査850リラ、処方されたお薬代156リラで合計1677リラ。現在のレートでは254ドルとなります。3万円弱くらいですかね。しかし薬代がけっこう高いな～トルコ! これは自費の場合です。まぁ外国人で現地で結婚又は雇用されていない場合は、皆さん自費かと思います。

日本でもやっと? 緊急事態宣言が出された模様…。皆様もお元気でお過ごしくださいね。

---