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カテゴリ:ヨルダン生活編
↓一日一回ポチリと応援よろしくお願いします。↓ 懲りずに翻訳の仕事をしておりました! ハハハ…。でも今回は受ける前に内容を確認させてもらえました。面白そうだったので受けました! 確かに面白かった…ためになった翻訳の内容でした。 さてヨルダンで受けたセクハラの続きをば…。16歳の少年によるセクハラに唖然とし(https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/202011230000/)、反撃を開始(https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/202012040000/) し、ついに決戦の日を迎えました(https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/202012150000/)! セクハラ少年の身元不明なまま、彼の通う男子校に乗り込んだのです。手元にあったのは、聞き出した彼の名前だけ。学校に乗り込んだ目的は、この男子生徒の身元を判明させ、状況によっては警察に突き出すこと。 さて学校側としては「OK! 警察呼んでもいいよ」とはもちろん言いません。むしろアラブの常とう句「子供だからなんも分かってない」で乗り切ろうとしました。おぬし待たれい! そんな常とう句に騙されませんよ。で、私があくまで警察を呼ぶと言い張るので、学校側はこの少年の父親を学校に呼びつけることに。 そんなに待たなかったと記憶しています。アラブのおっちゃんがドタドタとイノシシのごとく校長室に駆け込んできました。小太りで中背の、グレーのカンドーラを着たどこにでもいるアラブのおっちゃん。 ↑こんな感じのね。でもこんなに細くなかったですよ。頭にはヨルダン人の象徴…赤と白のカフィーヤ。あれ? 載せてたかな? ちょっとこの辺は記憶があいまいです。 いずれにしてもイノシシのごとく走り込んできたこの親父。そんなに暑い日ではなかったと記憶していますが、顔から汗を大量に噴出させていました。すでに事情を理解していた親父さん、私に「マダム、ごめんなさい」と謝ったかと思うとドカン! 自分の息子を殴りつけました。この少年は部屋の隅までぶっ飛びました。おお! と思ったけど、2度目のパンチの時は親父さん、先生たちに取り押さえられました。これ、多分アラブお得意の寸劇だったと思います。こうしたら先生たちが止めてくれるし、まぁ息子の不手際の手前、こうして殴らざるを得なかったのでしょう。アラブあるあるのドラマです(道端などでもよく見かけます)。 で、親父さんは本当にすまなかったと低姿勢で謝ってきます。私は「あなたにも娘さんがいますよね? 娘さんがこんな目にあったらどう思われますか?」と質問。これ、アラブにグサッと効く質問です。自分の娘や妻あるいは母親がこんな目に遭ったらどうする?と。こういう具体例を出して初めてアラブの心に何とか響きます。なぜか一般的にアラブには想像力がないので、自分を他の人の立場に置いて考えるということが苦手です。なのでこちらがわざわざ具体例を出してあげる必要があります。 親父さんは汗を吹き出しながら「いや、本当にこのドラ息子は…ちゃんと言って聞かせますから」という感じで、まぁ大変そうでした。そりゃ警察沙汰にはなってほしくないですもんね。 で、私としてはこれで十分かなと。それにアラブにはこの辺にしといた方がいいんです。謝罪を得たし、少年を十分ビビらせたし、これ以上追い詰めると逆切れされる可能性も。アラブ世界では引き際も大切。これでさらに私の権利を主張すると、今度は私がアラブからの復讐の対象になる恐れがあります。なんせ部族社会ですからね。なので、これでヨシと引くことにしました。 もちろん「二度とないようにしてくださいね」と釘をさすことも忘れずに。その後この少年がどうなったかは分かりません。懲りた…と思いたい。これで懲りてなかったら救いようがない。まぁ私の知ったこっちゃありません。この少年に会うことはもちろん二度とありませんでした。そしてもともと第7サークルの辺りが気に入ってなかった私はその後、別のエリア(Jabal al Weibdeh)に引っ越しました。 今この少年は23歳くらいになっているんでしょうか。まっとうな大人になっているとは思わないけど…。まさかヨルダンを訪問した時にばったり会うなんてこと…ないでしょうね。これまではなかったけど。いや、私は相手の顔をすっかり忘れていますが、相手は覚えているかもしれません。 というわけで…私のセクハラ被害のお話はこれにて終了。次回のブログで、セクハラ対処法についてまとめたいと思います。中東を旅する方(特に女性)のご参考にしていただければ。対処法さえ分かれば、セクハラは撃退可能! 日本でもセクハラの被害は後を絶ちませんものね。ホンマに男性の頭の中はどうなってるんじゃい? いや、あくまで一部の男性ですがね。 さて12月ももう半ばを過ぎました! 今年も残すところあとわずかですね。元気に乗り切りたいと思います。 コロナ休暇の後は中東へお越しください! 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.18 05:06:40
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