月の砂漠－ヨルダンから

トルコでコロナに感染したら人権もへったくれもありません、ということを先回お伝えしました。​https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/202102060000/​ 感染者が出た家にはドアにデカデカと「立ち入り禁止」のポスターが貼られます。

さてこんな状況では食べるものもなくて困っておられるのでは? と思って、思い切って果物の差し入れをすることにしました。



ま、そんなたいそうなものではなく、近所の八百屋さんで買ったものですがね。そして断られることも想定して、自分が食べたいものを選びました(笑)。

まさかドアを開けはしないだろう、ドア越しに話して果物はドアの前に置くのがいいだろうと思っていたのに、ノックしたら「ちょっと待ってくださいね～」という声がして、ドアが開いた!  開けてええんかいな。

彼女はマスクとナイロンの手袋をしていたので、訪問者にはこうして対応するように行政から支持されているんだろうなと思いました。玄関先で少し話して、「食べ物とかありますか? なかったらいつでも買いに行きますので。電話番号を書いた紙もいれてますよ」と伝えると、わざわざ冷蔵庫を開けて「こんなにたっくさん入ってるのよーー」と見せてくれました(もちろん家の中には入っていません)。

けっこう元気そうで、全然病人には見えませんでした。陽性反応が出た以上、感染者として隔離されないといけないんですね…。でも重症ではないことがすぐに分かったので、安心しました。しかし、家の中は立ち入り禁止だけど、玄関のドアは開けてもいいという…。日本では市中感染とか空気感染とか? 言われていますが、トルコではそういう認識はなくあくまで飛沫感染という認識のようです。

さて、でも私は濃厚接触者になるんでしょうか? 話したのは3分くらいだったと思うので…。まぁ、個人的には全然気にしていません。それより、彼女が思った以上に明るかったのでほっとしました! 日本だったら、あんな警告ポスターをドアにデカデカと貼られる時点でかなりの衝撃でしょうからね。10日間の隔離を終えて元気に普通の生活に戻ってほしいものです。

さて日本も春の陽気なんですね! 今日はヨルダンの取引先の現地旅行会社の女性社長と連絡を取りまして、春が来るのを待とうね～、季節だけではなくヨルダンの観光の春も! と話し合いました。春よ来い～、ヨルダンに訪れる春が待ち遠しいです。皆様にも、コロナが終わったら、ぜひヨルダンの応援をお願いいたします!

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