月の砂漠－ヨルダンから

ナント…人生初? というくらいのひどい花粉症をついに発症! 1週間ほど前から、くしゃみ、鼻水が止まらず、涙がボロボロ出る状態。頭はボー―ッとするし、顔中くしゃくしゃ。これってけっこう酷いですよね??

というわけで、抗ヒスタミン剤を買うことにしました。花粉症の薬は今まで飲んだことがありません。いつかは発症すると思っていましたが、おぬしついに来たか…という感じです。

昨日とある薬局に行って抗ヒスタミン剤が欲しいと伝えましたら、さっと差し出された薬。いくらですか? と聞くと「90TL」。聞き間違えたかと思って確かめても、「90TL」。1300円以上する! 日本の味噌が1キロ買えますがな!  花粉症の薬ごときであり得ない値段です。

なので「高すぎる!!」というと、「すっごく効果が高いから」などと具体性のない説明。それでも私がウダウダしていると、「何なの? 幾らだったら買うわけ?」といらだった様子で別の抗ヒスタミン剤を2種類出してきました。どちらも 21TL だということ。な、なんや、この値段の差は? しかも始めから3種類出すのではなく、私が渋ったから安いのを出してきた。この時点でこの女性への信頼感100%喪失。

彼女は「これ(一番高いの)がいいんだってば! 私の子供もこれを毎日飲んでるし」と言いますが、アナタの子供が毎日飲んでいようが、赤の他人の私にゃ全く関係ないんやわ。薬局で働いてたら薬も無料で持ち帰れるやろうしね、と心の中でブツクサ。そしてもう信頼感喪失していたので、要りませんといってそのお店を去りました。なんせトルコには薬局はくさるほどあります。なので別の薬局で確かめればいい話。

数メートル先の別の薬局で抗ヒスタミン剤が欲しいというと、差し出された薬はさっきの薬局で最後に魅せられたのと同じ薬。さっきは 21TL と言っていたけれどこの薬局ではどうかなーと思って値段を聞くと、12TL!!!!! さっきの薬局、2倍の値段吹っかけてきとったがな! というわけで、無事にお薬を 12TL (200円ほど) でゲットできました。あやつめ…1300円なぞを買わせようとしよって。

 こちらが200円ほどの薬。

効果はこの薬でもあっという間に出ました。くしゃみが止まりました! それに伴い、涙も出ません。よし! でも副作用が確かにあります…眠くなる。何となく朝起きるときに体がだるい(眠たいため)。なんせ花粉症の薬を飲むのが40年以上の人生で初めて…。なので、すっごく効いている感じがあります。

これで例の「すっごく効果がある」という1300円のほうを買っていたら、今頃死んでいるかもしれない(笑)、効きすぎて。というか、まぁぼったくりでしたわな。薬局でも気は抜けません。最低2つの薬局で値段をまず確かめなければ…。ほんと、さすがは中東! 数メートル離れた薬局によっても値段が全然違う…ということを改めて思い知りました。トルコはヨルダンと比べてぼったくりの心配もないので平和モードに突入して気が緩みがちですが、昨日の出来事は気を引き締める出来事となりました!

さてこの抗ヒスタミン剤ひと箱でこの花粉症を無事に乗り切れるように願っています。花粉症の読者の方がおられましたら、この辛い季節を一緒に乗り切りましょうね～。

---

​