|
カテゴリ:東と西が出会う国 トルコ情報
↓一日一回ポチリと応援よろしくお願いします。↓ トルコ中だけではなく全世界を震撼させたトルコ南東部の大地震。明朝4時17分に2週間目を迎えることになります。現在公表されている死者は4万人を越えます。今後この数が数倍になる可能性もあります。知り合いの中には70人もの親族をこの地震で失った人も…。ハタイ県アンタキヤの人です。 地震発生13日目の昨日まで生存者が見つかっていました。でも、発生から2週間…。壊滅的な被害を受けた被災地では遺体からのにおいがかなりきついらしく、がれきの速い撤去が急務となっています。 昨日救出されたのはシリア人のご夫婦でした。ハタイ県で。彼らの子供も一人救出されたのですが、その後病院で死亡したそうです。病院に運び込まれたこのシリア人男性へのインタビューがなされていましたが、トルコ人のインタビュアーのアラビア語はシリア人が話すアラビア語とは全然違うし、話がかみ合っていませんでした。プラスこの男性自身もちょっと錯乱しているっぽくて、どうやって生き延びたのかなど肝心のポイントがはっきりしませんでした。 生存者の中には自分の尿を飲んで生き延びた人、溶けた雪からのしずくを舐めながら生き延びた人、粉末状のプロテインを口に含みながら生き延びた人などがいるようです。あと、氷点下になる気候の中で、がれきの下にいることでかえって寒さから守られた生存者もいたようです。 そして既に明らかにされている事実として、家屋がここまで倒壊し死者がここまで多くなった理由は、違法建築。建物を支える柱が取り除かれていたり、建築素材が安上がりにされていたり…など。地震の大きさが大きかったことは確かですが、それでも影響を受けずに建っている建物がある中で、あっという間に崩れ落ちた建物が多くあります。 ↑すくっと建つ建物の横で無残にがれきと化した建物。ガジアンテプ市内にて。 耐震性があるとして売り出されていた超豪華なアパートであっても、見るも無残に崩れ落ちていたり…。つまりは人災だということです。全てではないにしても、かなりの程度がそうです。こうした違法建築のために犠牲者になった人は、もうアンラッキーだったというしかない…。 トルコではこうした違法建築に携わった建築業者たちが100人以上逮捕されています。国外に逃げようとした業者たちもいたようですが、空港で拘束されました。やはり責任を追及するのは当然のことですよね…。ただしこうした建築に許可を与えたのは誰か、という声もあがっていて、批判の声が業者たちではなくもっと上に向けられているのも事実です。 すでに家を失った人は多いですが、地震によるダメージが多いために今後取り壊しになる家も多くあります。現在、被災者が住むためのテントが足りない状態。でもテントは寒すぎるので、長期的に過ごすには不向きです。今後、被災者たちが長期的に生活できるコンテナ式の仮設住宅が準備されていくようです。 各国から集まった救助隊はどんどんトルコを離れている状況です。今後復興へと舵を切っていくトルコ。先はまだまだ長い…。これからが始まりです。トルコへの注目度は今後ぐっと下がっていくと思われます。トルコ国内でも被災していないエリアでは、人々はやっぱり日々の生活に忙殺されていくことでしょう。息の長い支援が必要となるのはこれからなのですが… トルコのことが忘れ去られてしまわないように、日本のメディアには定期的にトルコのことを取り上げてほしいと思います。支援の手が途切れてしまわないために自分にできることは何か…私も自問自答しています。 コロナ後は中東へお越しくださいね。 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 にほんブログ村 ↓人気のバターサンド。もらって嬉しい送って嬉しい♡↓ ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ 中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.02.20 04:53:33
[東と西が出会う国 トルコ情報] カテゴリの最新記事
|