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またまた長い事、ご無沙汰してしまいました。
夫はカトリック、私は改宗せず一応仏教徒。 改宗していなくても、夫の宗教の行事にはお付き合いする事もある。 夫の両親はともに、インド生まれインド育ち。国籍もインド。 彼らは、父のマレイシア・シンガポールでの駐在任期が切れたらインドへ戻る予定の家族だった。 そんな彼らに突然の不幸が。父親の病死。。。 夫18歳のときの事。 長男である夫は親戚たちと相談し、今後の生活はインドへは戻らす兄弟のほとんどが生まれ、そして育ったマレイシアで暮らす事に決めた。 両親共、インドで約2千年前にはカトリック教徒であったという家庭の育ちだ。 なので、マレイシアにおけるカトリック教徒ともまたちょっと様子が異なる。 義母はイスラム教徒ではないが、宗教上の理由から豚肉を食べない。 ただ、子供には強制しないので家族全員豚肉は食べる。 そんな彼らの宗教行事の中で、仏教徒である私にも抵抗無く行える行事が、クリスマスとお墓参りだ。 ハロウィンの2日後がお墓参りの日。 「お墓参りの日」と言うのを知って、初めて「ハロウィン」と言うものが納得できた。 ただ、遊び心の全く無いマレイシアのクリスチャンの方々は「ハロウィン」の行事はしないが。。。 そのお墓参りに娘出産後、初めて行って来た。 ただ、「お墓参りの日」は夫仕事で留守の為、その数日前に行った。 場所はチェラス。その一山1つが全てクリスチャン用のお墓だ。 この国ではやはり、宗教ごとに区分けしてある。中には宗教ごちゃ混ぜ、と言うのもあるみたいだけど。 「お墓参りの日」に合わせ、草刈り屋さんがあちこちで草を刈っている。 毎日雨が降っているこの頃、道もぬかるんでいる。 父のお墓周りの草を抜いてキレイにしてもらう為、草刈り屋さんの一人に夫は声をかける。 日本だったら自分でやるのに。でもこの国も人、特に夫はちょっとに仕事でも直に人を雇いたがる。 今回お願いした人は、イスラム教徒のマレイ系。クリスチャン墓地にイスラム教徒?と変な感じだが、夫が言う、昔のよき時代のマレイシアってきっとこんな感じだったのかな?何て思う。 おじさんにお墓をきれいにしてもらっている間から、気になっていた小さくて飛ぶもの。 「蚊」の数がだんだん増えてきた。 ヒッチコックの映画とまでは行かないが、かなりの大群になってきた! 同行した娘も泣き出してきた。 持参した黒ビール(義父の大好物)をお墓にまき、蚊の大群に惨敗し、早々に引き上げた。 あんなに沢山の蚊を今までに一度も見たこと無い! かつ、あんなに大量の蚊を殺した事も。。。 お墓参り、お彼岸の時には生き物を殺してはいけない、と教えられ育ってきた仏教徒の私には「どーしよー、あんなに沢山の蚊を殺してしまった。。。」という、罪悪感。 夫は「蚊のせいで、お祈りの言葉が全部いえなかった!」という、蚊への憎しみ。 帰りの車の中で私たち夫婦は蚊に刺されたカユミと戦いながら、全く違う事を思っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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