|
カテゴリ:カテゴリ未分類
校内研修会で学校へ。
こちらからの情報提供で50分話したあと、データの分析でさらに30分。 その後、データを見ながらあれこれと議論する。 いっぱい意見を求められ、質問される。 答えてみると、納得いくこと、納得いかないこと、それぞれ ハッキリ話してくれる。 まるで学校の一員になったように、話ができた。 同じ目線に立ってみる。 本音で話をする。 これが「信頼関係」なんだと思う。 「ぶしつけな質問になっちゃうけど、、、」 「こんなこと、自分で調べろって話かも知れないけど、、、」 「~くんだから、言っちゃうけど、、、」 と言われて、話しかけられると嬉しい。 信頼関係が少しは築けているということだから。 そんなことを感じているうちに、ふと思った。 結局のところ、先生と生徒との関係って、1対1になったとき、 どれだけお互い本音で話せるか、に尽きるんじゃないかと。 システムをいくら整えようが、何だろうが、 お互いどれだけ本音を口にできるか、そこが基本なんじゃなかろうかと。 ____________________________________________________________________ 「キミは高校生の頃はいい成績とってたからわからないだろうけど、 頭のいい子とは違って、学力の低い子は簡単にはいかないんだよ。」 といいつつ、話を聞いてみると、あまり工夫もしてない先生がいたりする。 「あいつらは、こんな簡単なこともできないんだよなぁ。困ったもんだ。」 「努力とか粘りが足りないんだな。僕らの頃に比べて。」 なんて言っている。 ちょっとむかっとくる。 そりゃあ「教える」ということに関して、あなたにキャリアは及びませんよ。 だけど、僕だって大学に通っていた4年間、塾講師のバイトを一生懸命やって、 毎日高校生を教えてたんです。 塾だから、年が近いから、ということもあって、わからないことは 「そんなん言われてもわからんもん!!」ってハッキリと言われるし、 どうやったらわかるようになるんやろう、いつも考えて教えてました。 そうするとね、いろんなこと試しているうちに、学力の低い子には、 そういう子に通じやすい言葉だったり、例えだったりがあって、 それを工夫してるうちに、子どもの視点も変わってくるんです。 「同じやり方でダメなら、やり方を変えてみる」 ということを、子どもにも教えたかったし、自分もそうするようにしてました。 そうしていくうちに、だんだんわかってくる、だんだん楽しくなってくる。 そういうことが「学びの喜び」であり、それを教えるのが、教師の仕事なんじゃないですか? 子どものせいにするんじゃなくて、自分の教え方を振り返ってみたらどうですか。 と、本音が言いたい。 だけど言えないときもある。 愛情とか、思い入れがないと、本音もなかなか言えないもんだ。 _______________________________________________________________________ 教育に携わる仕事をはじめてから、よく思い出す。 「私な、英語めっちゃ嫌いやったけど、先生のお陰でちょっと好きになった」 半年間、つきっきりで教えた子から言われた言葉。 その子にとっては、何気ない一言だったんだと思うけど、 僕にとっては、その電話口の声がずっと残っている。 すごい大事なこと教えてもらったなと思う。 「教える」仕事をすることで、「教えてもらう」。 やっぱり教育の仕事好きやなぁと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月09日 13時19分08秒
コメント(0) | コメントを書く |
|