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2005年07月27日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
あまりのいそがしさから解放された今週。
だいぶと気が抜けた。
毎日のようにアポイントが入り、資料作成とプレゼンと締め切りモノに追われ、
過ごしているうちは、ある意味何も考えなくても日々は過ぎていく。
だけど、真っ白な一日になると、急に足が止まってしまう。

走っている間は、休みたい、足を止めて考えたい、そうずっと思ってきたのに、
一度止まってみると、何をしていいのかわからなくなる。

「時間があれば~したい」と考えていたこと。
いざ時間が生まれてみても、結局やろうという気が起きなかったりする。
何をするにも、「時間があれば」というのは、体のいい言い訳なのかも知れない。


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ドラゴン桜を読んでみた。
マンガ自体、久しぶりに読んだが、これは面白い。
いっぱい共感した。
学校という場所の特性、子どもに対する姿勢、入試の捉え方。
共感する考え方がたくさんあって、一気に読めた。
おもしろい。

難しいことはよくわからないが、日本という国は資本主義社会であるからして、
生きていくためには、「競争」しなければならない。
今の日本という国は、豊かで、モノがあふれていて、そんな時代を育ってきた
僕らの世代は、何もしなくても生きていけるような、そんな幻想を持っている。

幸いにも何不自由なく育ててもらったからこそ、そんな幻想を持っていた。
だけど。
社会人になってみて、少しずつ感じてきた。

受験勉強みたいに、「見えやすい」競争ではなく、
「見えにくい」競争だけど、生きていくためには、必ず競争がある。
それをちゃんと意識すること。
ちゃんと世の中の仕組みを知ること。

まだまだ知らないことがたくさんある。
これからの何十年という時間を、生き抜いていくために、
もっともっと知らなければならない。
もっと勉強しなければならない。

学力であったり、知識であったり、生きていくために不可欠なそういうものを、
いつの間にか僕らは軽く見るようになったのではないか、
そんなことを改めて感じさせるマンガだった。

早く続きが読みたい。


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マンガ喫茶に行ってみた。
ずいぶんと久しぶり。
最近のマンガ喫茶は、えらい充実ぶりだ。
学生時代にこんなところができていたら、きっと一日中こもってしまっただろう。

久しぶりに、プレステに没頭したりする。
何も生産しない、こんな時間も必要だな。
当たり前だけど、スイッチの切り替えは必要だ。

何もしない時間があって、何かをする時間がある。
生産性がどうこうというよりも、人間の自然な感情とか欲求とか
なんだかよくわからないけど、とにかくバランスというものがある。

仕事は好きだけど、毎日16時間も働こうとは思わないし、
海にいったり、ドライブしたり、だらだらしたりも好きだけど、
毎日したいとは思わないし。


今、なんだか無気力な感じになってきてるのは、
この3ヶ月、自分なりにいっぱいいっぱいになりながら走ってきたからかも知れない。


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そんなこんなで思い出した。
サイバーの藤田さんの離婚。
「なんかキレイ事言ってるなぁ、この人。」というのが正直な感想。

戦略的に、マーケティングして、ロジカルにシンキングして、
そうやってこの人は、人と付き合ったり、結婚したりしてるんだろうか。

「渋谷ではたらく社長の告白」は前に読んだ。
まぁ、面白かったけど、感情移入はできなかったし、共感はできなかった。
「あ、そう。すごいですね。」という感じ。

なんだか単なる自慢話なんだよなぁ。
だから面白くない。
面白いと言ってる人は、本当に心の底から「共感」してるんだろうか。
そうじゃなくて、いわゆる「流行」として「かっこいい」といわれている部分を、
うらやんでいるだけなんじゃなかろうかと思う。


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「明日の記憶」という小説を読んだ。
広告代理店の営業部長である主人公が若年性アルツハイマーになる話。
人生について考えさせられる本だった。

いろんな小説を読んだが、自分が50歳になったときをイメージして
本を読んだのは初めてだったように思う。

何もかもが自分の記憶から消えていくとしたら、それはどんなに苦しいだろう。
そんな中で生きていく意味って何だろう。

すごくリアルだった。
映画なんかよりもずっとずっとリアルだった。
何気ない日常が、少しずつ遠く離れていく。
楽しい記憶も、辛い記憶も、自分の周りにいた人も、
ひとつずつその記憶が消えていくとしたら。。。

この本は「記憶」という切り口で、「夫婦愛」を描いた作品なのではないか、
個人的にはそう感じた。

とにかく、いい本だった。お薦め。
でも、50歳以上の人にとっては辛くて読めないだろうな。
今、自分が50歳だったら、きっと途中で読めなくなる。







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最終更新日  2005年07月28日 03時31分39秒
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