テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:赤ちゃん猫★ラッキーとピクシィ
後出し日記ですが、記録としてアップします。
5/23(土)、先日亡くなった☆空☆さんの愛猫「優くん」が使っていた遺品を譲ってもらうため、娘・たまことともに10時に自宅を出発の予定でした。 前々から☆空☆さんちの娘ちゃんと遊ぶのを楽しみにしていたたまこ、ウキウキでテンションめっちゃ高かったですよ。 しかし、ちょっと洗濯に手間取ったり、誰かさんが粗相してたのを見つけてしまい方付けしてたりするうちに、予定を遅れ、10:15に自宅玄関を出発。 いつもなら自宅ガレージにおいてある小さい方の車に乗っていくのですが、もしかしたら荷物が多くなるかも・・・と言うことで、夫と車を交換。 少し離れた場所に借りている駐車スペースに置いてある大きいほうの車へ・・・。 大きい方の車のチャイルドシートがなぜか固定されていなかったので、固定するのにさらに時間を取られ、ようやくたまこを座らせて、10:30頃、やっと出発! 駐車場から道路に出ようとすると、歩道を大きな段ボール箱を抱えてとおりすがっていく、3人の少年の姿・・・。 一人の手には、なぜか1リットルの牛乳パック・・・ そして、ピーピーという仔猫らしき鳴き声が・・・。 まさか・・・ 仔猫を捨てに行くのか?? それとも、拾った仔猫を誰かのうちに届けに行くのか??? そのまま行こうか、いやしかし、もし捨てるのだったら止めなければ・・・ 一瞬迷ったものの、車に乗ったまま子ども達を追いかけ、声を掛けました。 「ボクたち、その箱の中に、猫がいるの?」 呼び止められて、きょとんとした顔の少年達は、「うん」とうなづきました。 「その猫、どうするの?」 と問うと、 「元の場所に置いてくる」 と・・・ 「ちょっと待って、その仔猫、おばちゃんに見せて!」 車を止め、少年達の持っている箱を覗き込むと、小さな小さな、手のひらよりも小さな仔猫が4頭・・・ 2頭は元気に動いて大きな泣き声をあげているけど、2頭はぐったりうごきません。 触ってみると、冷たい・・・ダメだ、死んでいる・・・ 小学校3~4年生くらいか? 玉太郎とあまりかわらない背格好の少年達は、 「拾ったんだけど、元の場所に戻してこいって言われた」 「あっちの方に、戻しに行くところだった」 というようなことを言うのですが、どうも取りとめもなくて要領を得ません。 ようするに、仔猫を見つけて拾ったが、何も出来ず、親に元の場所に返してくるように指示された、ということだけははっきりしました。 目の前の仔猫のうち、半分が死んでいる状態で、残りの2頭が元気なように見えても、実際どうなのかわかりません。 子ども達に詳しい状況を聞く時間も惜しく、家に戻る時間も惜しく、自分がかぶっていた帽子にまだ元気な二頭を包み、いつもお世話になっているN動物病院へ走りました。 N動物病院では、なんと死んでいると思っていた1頭がまだ息があることがわかり、輸液の皮下注射をし、暖めたり刺激を与えたりの処置を行い、なんとか動き出しました。 元気な方の2頭も暖めて、おしっこ・うんちを処理し、ミルクを飲んで一安心・・・。 しかし、息を吹き返した白ちゃんは、また動かなくなり、そのまま目の前で亡くなってしまいました。 生きていることに気づいて、きちんと暖めながら連れて行けば助かっていたかもしれないと思うと、自分を責めずにはいられません。 生き残った2頭については、保温を十分にし、ミルクをシリンジで与えていけば、おそらく大丈夫、育つだろうと言われ、その2頭だけは「助けられた」と安堵の思いも抱きつつ、自宅に戻りました。 ☆空☆さんちへの訪問は、残念ながら中止です。 たまこの機嫌の悪いこと・・・ いつも、新入りの臭いを真っ先に嗅ぎつける茶々朗がやってきて、不思議そうな顔で箱の中を見ています。 箱の中をよくよく見てみると、ボロボロのフェイスタオルが一枚と、チョコレート菓子が2~3個転がり、犬用のオモチャが2個・・・ 少年達なりに、仔猫のお世話をしようとしたんでしょうね。 でも、残念だけど、これじゃ助かるものも助かりません・・・ 彼らの親は、この仔猫たちを家に入れてあげなかったんでしょうね・・・ この小さな生まれたての命を見ても、何も思わなかったんでしょうね・・・ 助けてあげたいなんて、露ほども思わなかったんでしょうね・・・ 汚い、嫌なものを拾ってきたと、子ども達を叱ったのかもしれません。 一般家庭で、この仔猫たちに与えられる食べ物は何もないでしょう。 それはわかります。 せめて暖かくしてあげようと、それさえも思わなかったんでしょうね・・・ ・・・段ボール箱の状態が、仔猫たちがどんな風に扱われたかを、物語っていました。 同じ子どもを持つ親として、悲しく思います。 でも、それが、「普通」の親の姿であることも、また事実です。 私のような者は「物好き」な「変わり者」なのが、現実です。 亡くなった子も、生きている子も、手や足にいくつかの傷がありました。 最初から死んでしまっていた子の傷は特にひどく、手の皮がひどくめくれていました。 もしかしたらこの傷が原因で亡くなったのかもしれません。 兄弟たちの中で、一番体の大きな子でした。 ねころん鍋にゆたぽんを仕込み、32度程度の温度になるようにして、生き残った仔猫たちを寝かせました。 お母さんの雰囲気を出せればと、コートについていたファーをかぶせました。 仔猫たちはとても元気にミーミーミーミー鳴いて、ファーを掻き分けてねころん鍋をよじ登り、元気イッパイをアピール。 こんなに動き回るのでは、外に出てしまって危険!!だということで、ねころん鍋をさらにダンボールに入れて壁を作り、ようやく安心です。 こんなに元気なら、きっとあっという間に大きくなるね。 たくさんミルクを飲んで、元気に大きく育って、里親さん募集しようね・・・ ファーの間から小さな顔をちょこんと出して、ほっぺたをくっつけあって眠ってしまった仔猫たちを見ながら、このときは、そう信じて疑いませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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