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カテゴリ:人間観察日記
最近は結婚しない人が増えたそうだが、
子供を作って子孫繁栄を願う目的がなければ、 そもそも結婚なんてしない方が、幸せに暮らせるだろう、 と、昔から思っていたので、こうなって当然! という見解である。 家事全般を女性がやる、と決まっていた世の中なら、 結婚というのは、役割分担が決まっていて、 夫婦というのは、効率的な最小限の組織として 機能していた。 しかし「家事を手伝ってくれる男性って素敵」 という風潮から 「手伝っている、という認識がおかしい!腹立つ!」 と非難する、女性側の「男性もやって当然」意識が強まり、 男女の平等っていうんですかね、役割分担が微妙に消えたよね。 まぁ、女性も働くのが当然の世の中だから、 そうなりますよね、理屈的に。 しかし、ですよ。 どんなに平等な立場であっても、 誰かと誰かが一緒にいたら、 どっちかが「やる方」になって、 一方は「やらない方」になるんですねー。 これはもう、真理。 夫婦共働きでも、同じくらい働いていても、 結局どちらかが「やらない方」になるし、 自動的にもう一方が「やる方」になる。 ここで重要なのは「やらない方」が強いってこと。 どちらもやらないってことは、破たんするわけだから、 破たんがイヤだったらやるしかないわけで、 「あぁ、このままではいかん!」という限界が、 どこでくるかの勝負なわけです。 「あぁもうこのままじゃダメだ」 という感性を持っている人が「やる方」決定。 家事であれば、家にいない時間が長ければ、 限界を感じることは少ない。 この点では外で働く時間が多い方が有利。 見なけりゃ何も感じない。 だから働く時間が短いパートタイマーの妻の方が、 結局限界点に負けて「やる方」になる確率が高い。 そして不満を溜めていく。 こんな感じだから、 人と人は一緒に暮らさない方がいい。 うまく人と暮らしたいなら、 「やる方」「やらない方」って、最初に決めてからにした方がいい。 …という理屈だと、結局、 結婚するなら、女性は家庭のことをやって、 旦那は外で働くのがいい、って関係に戻るんだよね。 ま、これが破たんしたから、みんな結婚しなくなったわけで。 だからといって、もう戻れないし、 みんな孤独になっていくよねー。 これが進化なのかな。 よくわかんないけどさ。 みんな「やる方」より「やらない方」を選ぶじゃん。 人間がそういう生き物だから仕方ない。 小学校の出し物なんかで、みんなが主人公をやりたいから、 平等にするために舞台の上に何人もの赤ずきんちゃんが登場、 とかいうことになっている、という話もあるが、 これ、みんなが「やらない方」を選ぶのと似ていて、 めでたしめでたし、ってわけにはならないよね。 見てる方は、なんぞシュールな演出かいな? って思うし、すっきりしないだろう。 「うちの子が主人公」って思う親御さんは満足するのかもだけど。 「やらない方」と「やらない方」の組み合わせだと、 例えば夫婦なら、家は確実に汚部屋になっていくだろうし、 主人公がいっぱいの演劇は、汚部屋みたいなものなのかもしれない。 だから「やらない方」になりたい人間は、 あの手この手で、相手を「やる方」に仕立てる。 それは一種の暴力みたいなもので。 暴力の犠牲にならないために、みんな結婚しなくなった。 と、考えると、わかりやすい。 誰だって犠牲になりたくないわけ。 たいがい女性が犠牲になるので、女性たちは最近、 どうせ「やる方」になるんだったら、せめて外で働くのは免除してほしい、 つまり専業主婦なら結婚してもいいですよ、というスタンス多いね。 ところが日本経済は冷え切っていて、男子諸君は、 専業主婦を養えるような経済力は持っていないと。 じゃあ男子だけど「やる方」になるよ、という場合、 外で働いて家事もやらされるという苦行。 だったら、あえて苦行を選ばなければいいじゃん。 ということで、誰も結婚しないわな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月16日 04時31分02秒
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