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テーマ:サッカー総合(589)
カテゴリ:A代表
もちろんリアルタイムで観ていた。後の経済活動が停滞した事はいうまでもない。
日本がワールドカップで決勝トーナメントに進出できた事の価値の大きさを考えると、未だに現実感がないほど、圧倒される出来事だった。 TVではもう、パラグアイ戦にむけての代表の練習が報道されている。 デンマーク戦のみどころは日本が本田と遠藤のFKで2点先制してからだと思う。 試合開始直後、デンマークに的確にパス交換されトマソンにやりたい放題に動き回られた。岡田監督はこれを封じるためこの試合のダブルボランチを、これまでの2戦と同じトリプルボランチに戻す。これで日本のバイタルエリアのスペースが激減した。阿部を中央に、長谷部と遠藤が左右スペースを埋め、斜めからの侵入にも対処。 反面攻撃には人数が少なくなり不安がよぎった。 しかし予想に反し、以後、この3ボランチが攻撃面でも効果を発揮する。前線が本田を中心にドリブルやパス交換で時間を作ることが出来たため、タイミングよく長谷部、遠藤自身の攻撃参加ができた。更には、両サイドバックのオーバーラップを支援。これがこの試合の後々まで影響する最重要ポイントであった。デンマークDFは本田に渡ったボールをことごとく潰して奪えば良かったが、それが出来ない程、本田のボールキープ、身体能力は圧巻だった。 後半2点を追うデンマークは、両サイドを日本の大久保、松井の裏を付く動きに悩まされていた。よってFWの身体能力を頼みに再三日本のゴール前にボールを放り込むだけになりつつあった。デンマークにとって、そんな危うい時間帯の後半18分、期待をもって投入されたのが、若手ゲームメーカーのエリクセンだった。しかし、チームメイトがボールをエリクセンに集めない。 いくらデンマーク最高の才能といわれるエリクセンであっても、代表に招集され4ヶ月の18歳の若者に、チーム掌握は早すぎで、この状況はひっくり返せるはずもなかった。 岡田監督は、後半29分に右MF松井に替えFW岡崎を投入。攻撃システムを変更し、デンマーク守備陣に一層の圧力をかける。これで日本のリズムの時間が増え、デンマークがゴールにありつけたのは、後半36分のトマソンのPKまで引き伸ばすことに成功した。さらに、このPKと引換えにトマソンは足を負傷。既に3つの交代枠を使い切ってしまったデンマークは動けないトマソンを前線に抱え、一層放り込むしかなくなってしまった。 そして後半42分の本田→岡崎のゴールとなる。 以降の日本の交代は後半43分大久保→今野、後半46分遠藤→稲本と修正と試合クローズの為で余裕すらあった。 デンマークは弱いチームではなかったが、最後まで本田に苦しめられた。 本田は前線で身を挺しボールキープし、尚且つDFラインのボールを追廻し守備に貢献し、ゴール&アシストまで決めた。 このままでは日本は本田に頼り過ぎだ。ワールドカップはリアリズム、教育の場ではない。次の戦い、私が日本の対戦国の監督なら開始早々本田に強烈タックルしてイエローカードを準繰りでもらい負傷退場するまでそれを繰り返す。そんな事をすれば国交断絶という圧力も、サッカーが国技でない日本相手なら関係ない。やり放題だ。一人に頼りすぎるサッカーをする方が悪いと考えるだろう。 もちろん審判の質や傾向にもよるが。 さて、この問題を良く知る岡田監督はどう対処するだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月26日 03時18分27秒
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