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カテゴリ:ハナウタ☆
シングル「ナキ・ムシ」(1999年)を聴いて以来、90年代の終わりから2000年代の始まりにかけて毎日のように聴いていたaikoさんの、これは2002年の作品。聴いた人もいっぱいいるのではないでしょうか。 春をテーマにした「桜の木の下」(2000年)、夏をテーマにした「夏服」(2001年)に続く、予想通りの秋。タイトルも「秋、そばにいるよ」 って、何てストレート☆ 春も、夏も、そして「暁のラブレター」(2003年)も大好きなわたし。 でもこのアルバムは、「温度を感じるアルバム」としては、いまだにピカイチなのです。 純粋な「秋」って意外と短いんだよね。 夏は「残暑」をいつまでも引きずるし。冬は隙あらば着々と迫ってくるし。 このアルバムは、「秋」ってはっきり言いながら、実は夏から冬まで足掛け3シーズンの温度差を見事に表現してるの。それも、言葉よりは音で!! 1曲目「マント」2曲目「赤いランプ」あたりは、まだ夏の終わり。3曲目「海の終わり」あたりから少しずつ風が涼しくなって来る気がします。5曲目「鳩になりたい」でポカポカちょうど過ごしやすいのどかな日。 6曲目「おやすみ」7曲目「今度までには」でだんだん空気が澄んできて、淋しさも混じって、そのあと少しはじけたり、昔を思い出したりしながら、だんだん空が高くなっていくの。 気が付くと、11曲目「それだけ」12曲目「木星」になっていて、し~んと静まり返った心に「想い」や「せつなさ」がくっきり浮かんで、冬の気配が迫ってきて。。。 そして、13曲目「心に乙女」では、雪が降り出します。ホントです。 そこでふと「1曲目は夏だったのに…」と、びっくりするのでした~。何度聴いてもこの感覚は味わえます。音って不思議ね~♪ ・・・立冬を過ぎた今の時期は、このアルバムで言うと11曲目から12曲目あたりかな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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