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2006年03月26日
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昨日、呉映画サークルの記念講演会に行ってきた。
朝日新聞社の○藤さんというジャーナリストが、世界65ヶ国を旅してきた経験に基づき、今の日本社会について考えるいろいろな話を聞かせてくれる。
とても熱い人で、2時間の講演時間じゃぜんぜん足らないようだった。

私は、テレビをほとんど見ない。
それは、まぁ良いのかなと思うのだが、恥しいことに新聞も取ってないので本当に世間のことに、うとかったりする。
勤めていた頃は、仕事中に会社のパソコンでニュースサイトをちょくちょくチェックしていたのでまあまあ知っていたのだが、それも今は皆無に近い。

たまにテレビをつけてニュースを見ると、悲しい話が多くて気分が滅入るので、「あえて知りたくない」という気持ちが働いているのかなとも思う。

メディアのやり方は、画一的なところがあってそれを変えることは一個人には無理なような、そんな軽いあきらめのようなものもあるのかもしれない。

そして、テレビや新聞を見なくてもけっこう生きていける。
本や映画から、自分の内面を豊かにすることはできるし。
世界でいろいろなことが起きていて、それはいつか自分にも降りかかってくることかもしれないけれど、その時はその時なんじゃない?ってどこかで思ってる。
多くのことを背負うのは、しんどいから。

でも、昨日の講演で○藤さんがとっても当たり前のことを話してくれた。
それは、「メディアは、視聴者がいて成り立つもの」という話。
だから、「おかしいと思った情報は、しっかりとメディアに返すこと」、つまり投書だ。
そして、ポイントは「良い情報だと思ったら、やっぱりそれも返すこと」。

作業療法の世界でも、フィードバックの大切さは常々言われていることなのだが、何よりも「正のフィードバック」の力は大きい。

メディアと視聴者の間の距離がどれだけ離れているか。
私に関して言えば、相当離れている。
それを縮める努力をすべきなのは、たぶん私なんだろう。
まずは。

自分がしんどくならない範囲で、もう少し知る努力をしなくちゃと思った一日だった。









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最終更新日  2006年03月26日 11時29分24秒
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