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テーマ:いい言葉(572)
カテゴリ:楽しい開運
「王より飛車を可愛がり」
これは将棋の永世棋聖、米長邦雄さんが言った運を悪くしない教えです (氏は、2003年に現役を引退されました)。 ある日、ラジオで「米長邦雄・勝負の方程式」という特別番組がありました。 この番組、メチャメチャ面白かったのですが、その中で印象に残った言葉が タイトルの「王より飛車を可愛がり」という言葉。 もともとこれは、将棋を詠った川柳で 「へぼ将棋 王より飛車を 可愛がり」というもの。 本来、一番大切な王将を守るために、攻めて守る飛車(将棋の駒の一つ) がいるのに、大事な王将よりも、ついつい飛車の方を大事にしてしまうという、 初心者の心理を面白く詠んだものです。 で、米長さんは、「運をよくするため、そして運を悪くしないためには、 「王より飛車を可愛がり」という気持ちが大事だ」と言っていました。 それは、どういうことか。 つまり、米長さんが言うには、例えば街で、こっぴどくフラれた昔の恋人に 出会ったとする。そして、今、自分には恋人がいるとする。 その時、たとえ嫌な記憶がよみがえったとしても、邪険にしてはいけない。 優しく気遣いをしなければならない、ということです。 また、別な例で言えば、会社を訪問したとする。 そのときは、その会社のお偉いさんよりも、まず、一番下っ端のアルバイトや 掃除のおばさんから先に挨拶をしなければならない、ということです。 これが「王より飛車を可愛がり」ということです。 これをすれば運が良くなる、というよりも、むしろ、これをやらないと 運が悪くなるそうです。 そうしなければ、いつ足を引っ張られるか分からない、と。 これを聴いて「なるほど!」と膝を打った私は、以来この教えを守っています。 ・会社や学校を訪問した時、組織の下の人には、とびっきりの笑顔で挨拶します。 (お偉いさんには普通の笑顔:笑) ・掃除のおばさんがいたら、「トイレ、ピカピカで気持ちいいですね」と笑顔で 言います(お世辞ではなくて、本当にきれいだから声に出す)。 ・お茶を頂いたら、「ありがとうございます」と笑顔でお礼を言います。 これらのことは当たり前のことかもしれませんが、特に意識してするようにしています。 そのお陰で(?)、私は色んな人に可愛がってもらえています(多分:笑)。 険悪な雰囲気の人もいませんし、人に恵まれるようになりました。 つい最近、ある会社の総務の人から聞いたのですが 「○○社の××さん、今まで私が挨拶しても無視してたのに、 総務になってから急に愛想がよくなったのよ。信用できんよね~」と。 ま、この××さんはちょっと問題ありの人なので、極端な例かもしれませんが、 ゾゾゾ~としました(私はもともと無視なんかしませんけど:笑)。 米長さんの開運に関する本は「運を育てる」が有名。 将棋を知らなくても、面白く読め、ためになります。 萩本欽一・大橋巨泉・団鬼六等、各界の著名人も出てきます。 運を育てる 飛車を可愛がりますが、王将も可愛がります(笑)。 6年ほど前、日本将棋連盟から通販で買いました。 九谷焼で現在も使用中~。厚みがあって冷めにくく、唇に触れる感触も良い。 王将湯呑 米長ファン垂涎の扇子(書は「惜福」:レプリカ) ま、米長ファンしか涎を垂らしません(笑) お香の香りが漂う立派な扇子です。 永世棋聖 米長邦雄扇子【惜福】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月13日 01時28分24秒
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