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大福の日日是好日

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プロフィール

大福16

大福16

2005年12月12日
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カテゴリ:楽しい生活
私はお巡りさんが好きだ。

お巡りさんは、地域の安寧秩序を守り、犯罪の予防・検挙に務めてくれる。
我々住民が安心して暮らせるのは、彼らが24時間体制で身体を張り職務を遂行してくれるからだ。


私はお巡りさんが好きだ。

かつては、お巡りさんがよく読む雑誌、いや、お巡りさんしか読まない雑誌「警察公論」「警察論集」を愛読していた。
そのくらいお巡りさんが好きだ。


行政警察活動、司法警察活動、多岐にわたる職務に加えその区別は流動的で曖昧。
住民と直接接するストリートレベルの公務は、その運用が非常に難しいであろう。
機械的に全てのスピード違反を取り締まれば、社会が停滞する。
また、全ての駐車違反を取り締まれば、車の置き場はなくなる。
かといって、それらを放置することは法治主義が許さないので、非常に難しい裁量を持っているのだと思う。


しつこいが、私はお巡りさんが好きだ。

学生時代、私は友達と温泉施設に出かけた。
のんびり温泉に浸かり、サウナに入り、リラックスした時間を過ごした。
ただし、リラックスして温泉に浸かりすぎたせいか、のぼせてしまった。
クラクラ眩暈がした。
そこが潮時だと悟り、温泉から上がった。


そこへは友達と、それぞれバイクで出かけていた。
22時ごろだったように思う。
帰宅のため2台のバイクで走っていると、突如、後ろから赤色灯を点けたパトカーが現れこう告げられた。
「そこのバイク止まって下さい」と。


日頃から親近感を抱いている私は喜んで止まった。

ただ、湯中りしていた私は、早く帰って休みたかった。


したがって、こう思った。
単なる職務質問なら、疲れている旨を告げて早く帰ろう。

でも、もしも、うっかり交通違反をしているのなら大人しく違反切符を切られよう、と。


つまりはこういうことだ。

職務質問は答えるか答えないかは被質問者の任意なので、強制できない。
もちろん、停まるか停まらないかも任意だ。
そのまま帰ったとしても法的には何ら問題ない。


しかし、交通違反をしている場合は、所定の手続きを踏んで反則金を納めないと、前科者になってしまう。


両者は任意であるか否か、という非常に大きな違いがある。
のぼせていたし、信号を守りゆっくり走っていた私に落ち度はなかったはずだ。
しかし、一応確認しておこう。


そこで、私はパトカーから降りてきたお巡りさんに聞いた。
「これは任意ですか?」と。

「はい、任意ですよ。職務質問ですからね。」

とか何とか、言うかと思っていたら、あにはからんや。


「何を言ってるんだ君は!!」
突然、怒り出した。
いや、答えになっていないんですけど。

「任意だよ!本官は警察官職務執法に基づいて聞いているんだよ!!」
かなり怒っている。
バカボンに出てくる鼻の穴が一つのお巡りさん以外で、一人称を本官と言っているお巡りさんに初めて出会った。嬉しかった。


騒ぎを聞きつけたのか、パトカーに残っていた年配のお巡りさんも二人降りてきた。

年の功で「まあ、まあ」と言ってくれるのかと思いきや、こちらも瞬間湯沸し器のようだった。
もっと大きな声で何か怒鳴っていた。


大声で何か言っていたが、全然覚えていない。
丸腰の善良な市民、そして公正明大な私は、拳銃と国家権力を持った3人のお巡りさんに囲まれ怒号を浴びた。


というか、私はのぼせていたのだ。
ために、馬耳東風であった。


何だか警察署に連行されそうな勢いがあったが、それも一興である。
以前、刑務所・少年院・鑑別所を見学した私だが、警察署の留置場は未踏の地だ。
ここで一泊すればかなり話のネタになろう。


それにしても、やはり職務質問ではないか。
用もないのに練習がてら職務質問するお巡りさんがいて、非常に熱心だと感心した。


ところで、警察官職務執行法によると、職務質問の要件はこうだ。

2条1項
「警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行なわれていることについて知っていると認められる者を停止させて質問することができる。」

同条2項
「その場で前項の質問をすることが本人に対して不利であり、又は交通の妨害になると認められる場合においては、質問するため、その者に附近の警察署、派出所又は駐在所に同行することを求めることができる。」

同条3項
「前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。」

同条4項
「警察官は、刑事訴訟に関する法律により逮捕されている者については、その身体について凶器を所持しているかどうかを調べることができる。」


つまり、私は「異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行なわれていることについて知っていると認められる者」だったわけだ。


もっとも、お巡りさんは「普通の大学生だとは思ったけど、一応聞いてみた」とか分からんことを仰っていたような気がする。


もちろん、お巡りさんは、職務上、「職務質問は任意ですから答えたくなかったら答えなくても構いませんよ」とは言えないだろう。

そんなこと言っていたら、事前の防犯も事後の取締りもできない。
ましてや、たかだか大学生ごときに職務質問できないようではお巡りさんとしての資質が疑われる。

研修でもより効果的な職務質問の仕方を学んでいるようでもある。
やんわりと被質問者を引き止めるトーク、任意の協力を求められそうなトーク、お巡りさんは色んなパターンに対応できるのだ。


ところで、大声で怒鳴りすっきりしたのか、その後は急に和やかな雰囲気になった。


その後、パトカーに無線が入り「火災発生」とか告げていたようで、彼らは現場に向かうことになった。


「どうぞお気をつけて」と私は願わずにはいられなかった。
 
日夜、市民の安寧秩序のために働くお巡りさん。

私はお巡りさんが好きだ。





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最終更新日  2005年12月12日 12時20分23秒



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