養母三口

ちょっと髪の毛が伸びてきた旦那さん。
家に帰ってきたときに、
「髪の毛伸びてきたよ。今日の午前中あたりにでも髪の毛切りに行って来たら？」と言ってみたんです。
その時、「そうだな」って言っていたので、
午前中はいろいろ私の方が忙しかったので、
1時過ぎに「ねぇ、1時過ぎだよ。床屋行くんでしょ？」と起こすと、
「何時？」と旦那さん。
「1時過ぎ。早くしないと整体いけなくなっちゃうよ」と私が答えると。
「整体何時からだっけ？」と聞くので、
「4時だよ」と答えると、
「あ～、もう床屋行けないな。今日は墓参りに行く、墓参り」と。
あの～、お墓参りのことたった今聞きましたけど？

旦那さんは行く気満々で仕度しているので、リビングでテレビを見ている子供たちに
「これからお墓参りに行くんだって。
だから出かける準備して。それからユータはトイレ済ませて」と準備させました。
そして、旦那さんはお線香とビールを持って子供たちを連れて
前妻のお墓参りに行ってしまいました。

私は、過去に3回ほどお墓参りについて行きましたが、最近は不参加です。
旦那さんも最近は誘おうともしなくなりました。

ここから私はどんよりした気持ちなっていってしまいました。
いそいそと出かける旦那さん。
こういう風に旦那さんの方から自主的に動くことなんて今までほとんど見たことありません。
なぜに、前妻のときだけ？

そして、整体も終わりご飯を食べに行った後、スーパーに車を止める旦那さん。
お買い物かな？と思っていると、
「花買わないとな。あとお供え物も」と。
心が沈みこむ私。
私、（花とか嫌いだけ）私のために花買って来てくれたことなんてないよね。
花じゃなくてもいいから、こんな風に何か私のためにしてくれたことってあるのかな。
お花屋さんでは、「これとこれがいいかな？」といくつも手にとって選ぶ旦那さん。
私のために何か選んでくれたことってあったかな？
その姿を見るのが辛くて、「先にスーパーの中に行ってるね」と言って、
スーパーの中に逃げ込みました。

その後、お供え物の果物をいろいろかごに入れる旦那さん。
私はつい「そんなに買っても腐らせるだけだよ。
結局私たちが食べるんだから、こっちが食べられるだけにしてちょうだい」
と言ってしまいました。
私のために、何か買ってくれたりしてくれたことってあったかな？

旦那さんの前妻への思いには、私は敵わないみたいです。
私が唯一前妻より勝っているのは、生きていると言うことぐらいかもしれません。
家に帰れば、何を措いても真っ先に仏壇に手を合わせる旦那さん。
ただいまのハグしてよ・・・。
やっぱり、私は二番目なのかもしれません。

辛いな。
いくら私は生きている、これから先一緒にいられるんだと自分を自分で慰めても、
落ち込む心はなかなか元には戻せません。
結婚失敗だったかな？
旦那さんがちゃんと吹っ切れてから結婚すればよかったかもしれないな・・・。