養母三口

カコが夕食の後、
「ねぇ、私の友達のママと仲良くなってよ」
と言い出しました。

カコの学校の事は途中参加のこともあり、
学校に行くのは、授業参観や学芸会、運動会などの行事と、
忘れ物（！）を届けに行くぐらい。

それに小さい学校なので、
カコの本当の母親が亡くなっていることを知っている人も多いし、
再婚したことも知っている人が多い。
（子供が知っているってことは、その親も知っているってことよね）

3年生まで義母が学校行事に参加していて、
その義母に代わって4年生から私が引き継いでいるが、
突然義母がここからいなくなったことを知っている人も多いわけで・・・。
しかも追い出したと思っている人がいないわけでもない。
（義母が仲良かった人が言いふらした）

幼稚園からのカコの友達で、
義母がいた時までは確実に仲がよかったはずなのに、
私になってから遊ぶ回数が激減。
今は全くなしなんて人も。
（クラスが代わって友人関係が変わったのかもしれなけど・・・）

幼稚園入学からという、ユータの幼稚園のママさんたちのように
まっさらからの関係を築けるはずもなく・・・。

もちろん会えば挨拶するし、
カコの友達を遊びに連れて行ったり、連れて行ってもらったりするので、
電話でお話もする。
私としてはそれで十分だと思っていた。

「会えばお話しているよ」と私。
「そうだけど・・・。
（ユータの友達の）Ｓ君ママみたいに一緒にご飯とか食べに行きたいの！」
とカコ。
続けて、
「ねぇ、どうしてユータ（の幼稚園）の友達のお母さんと仲良くなるのに、
私の友達のお母さんとは仲良くならないの？」と。
うーん、難しい質問を聞くなぁ。

ぼかして「年が離れているから～」と言ってみたんです。
すると、「じゃぁ、他のお母さんはいいから、
（年が近い）ＹやＳのお母さんと仲良くなってよ～。それならいいでしょ」と。

う～～～ん。
できそうもない。
Ｓちゃんの母は見たことないし、Ｙちゃんの母はキャラが違う。
幼稚園や入学からの知り合いならともかく、今からじゃ・・・。

「う～ん、どうだろう」と答えると、
「どうしてＳ君ママと仲良くなったの？」とカコ。
「Ｓ君ママと仲良くなったのは、
Ｓ君の弟がマコと同じ年で家庭構成が似てるからだよ。
それに幼稚園って行事が多くて、お母さん同士が集まる機会が多いから」
と言ってみました。

すると、「でもでも、私の友達のお母さんと仲良くなったっていいじゃん」
とふて腐れ気味。
「ユータの友達のお母さんばっかり仲良くなって・・・」と。

「だ・か・ら・ね。
幼稚園は小学校と違ってお母さんが行くことが多いのよ。
あとお母さん同士が集まることも多いし・・・。
それに幼稚園の内は子供だけで遊べないから、親も一緒でしょ！
だからよ。」
と言っても、ブツブツ。

「○○（前妻）さんが仲良かったＣちゃんママだって、
幼稚園の年少の時からでしょ？
母さん同士が仲良い人って普通は幼稚園からとかじゃないのかなぁ。
ちがう？」と聞くと、
「でも、でも、仲良くなって欲しいの！！」とカコ。

「会えば挨拶とかママしてるよ。
でも仲良くなるってお互いが仲良くなりたいと思わないとできないわけでしょ？
それに5年、もうすぐ6年って言うときから仲良くなれるものかしら？」
と言ってるのに、

「でも、でも・・・」とカコ。

しつこい！
しつこすぎるぞ！！

「学校の用事のときにしか会わない人と仲良くなれる？
（会っても誰が誰だかイマイチわかんない）
こっちが仲良くしたいと思っても、
お互いが仲良くしたいと思わないとなれないわけよ。
さっきも言ったけど、○○さん（前妻）が仲良かった○○ちゃんのママだって、
あなたが幼稚園で同じクラスだった子のママでしょ？
5年生ぐらいになってから仲良くなるなんて、難しいと思う。
ママだって会えば挨拶しているよ。
それだけじゃダメ？」
とちょっと強気に言いました。

もうコレぐらい言わないとぐじぐじ言い続けるだけなんだもん。
幼稚園ぐらいからの知り合いならわかるけど、
もうここまで来ると、カコの友達のママとはこのままの状態で行きたいな。