養母三口

カコが書いた走り書きの紙。

『中学生だからって小学生のころより仕事ふやすなよ。
中学に上がったから、小学生よりいそがしいんだよ。（中略）
中学生って言ってるけど勉強のことになると、小学生と同じレベルの態度をしてくる。
やめてほしい。中学生なんだから勉強の計かくぐらいつくれる。
そういう気分屋さんをやめてほしい。
本当のおやでものないくせに、ひっぱたかないでほしい。
だからバカになるんだよ。勉強しろとかいちいち言うな！』

えっと、こういう風に気持ちを残してくれるので楽といっちゃ楽なんですが。
反論したくなりますよねぇ(笑)

本当の親でもないのに

あぁ、本当の親じゃないよ。
でもね、じゃぁお前の本当の親は何してるんだ！
母親は死んで、父親は家に帰ってこず。
祖母は甘やかすだけ。
生活の一切合財面倒見てるのは誰よ。
学校の用事も病院も何もかも窓口になっているのは誰よ。
遅くなれば心配して電話をしたり、迎えにいったり。
私よ、私！
あんたなんて、ひっぱたきたくなんてないわよ。
私の手だって痛いもの。
それを何度言っても聞かないから叩かれるんでしょうが。
何度言っても守れないから叩かれるんでしょうが。
物事の善悪がわからないからでしょうが。
1回で叩くなんてこと、危険がない限りしてないわよ。

他にも『仕事ふやすなよ』と書いてありますが、増やしてません(笑)
むしろ減ってるって。
小学生までのカコのお手伝いは、朝と夕方のカーテンの開け閉めと、
学校から帰ってきた時に郵便物を持ってくるの２つ。
中学生になり、帰ってくるのが7時ごろなので、カーテンの閉めは時間的に無理なので、
私とユータが。郵便物も学校帰りのユータがやっています。
じゃぁ、朝は・・・というと、これがやったりやらなかったり。
やらないほうが多いというか・・・。
たまに朝ゴミを出してもらうぐらいしかお手伝いさせていない。
それだって「お願い、頼むね」って低姿勢でお願いしてるのに、何、勘違いしてるんだ？

勉強だって言わなきゃやらないのに。
宿題だってやらないのに。
（学校でも注意）
公文だって行く日になっても終わってないのに。
（言わなきゃやらない。言ってもやらないけど）
これでもいちいち言うな！って？

いい加減にしろ！！
バカはバカなりに考えろってんだ。

制服だって、水着だって「取りにいきなさいよ～」って言っても取りにいかずに
結局私が取りにいったんでしょ？
いろいろな物の名前付けや、縫い物とか誰がやってると思ってるの？
あんたの母親？
違うでしょ？
私。
ちったぁ、ありがたみ感じてみろ。

こんな悪態をついてみましたが、
コレが原因で離婚してやる～とは思わないんだよね。
確かにカコの手紙はむかつく。
でも、はぁ、しょうがないな～とも思う。
憎いって気持ちはない。

もっと一緒に生活している日数が短い時だったら、
こんな子のいる生活なんて嫌だと思っただろうけど、そうは感じない。
継母暦も4年。
随分動じなくはなってきたけど、ここで吐き出す。

ここまであんたをまともにしたのは私だ！
それは断言できる。