世界のニュースplusフランス留学日記

ERIC　KAYSERのお店に行ってきました。

その通り！ご想像の通りパン屋です。
なぜ、急にこのお店に入ったかというと、
ある通りにさしかかったとき、道行く人が手に手のひら大のパンを
持って通り過ぎていくのです。しかも、頬張りながら。

うーん、うまそうだ。

そう、思ってその辺にあるパン屋を覗き込みました。
午後4時ごろなんですが、なかなか混んでいます。
良いにおいに誘われて、入ってしまいました。

まー店員の多いこと４人くらい小さい店なのにいました。
どれにしようかウィンドウ内を覗いているとすぐさま店員がやってきた
のはいくらそこそこ混んでいてもさすがに４人では暇でしょう。

まだ、決めかねていたのでもうちょっと待ってもらって
山積みにされたその小さいパンは目に飛び込んできました。
そうです。通り行く人が持っていたプティ・パンです。

夕食と間食用に2つ、そのパンを注文すると。
「え？本当にこのパン食べたいの？」と言われてしまいました。
心の声「え？もしかしてまずいのか！？」

「え？どうしてですか？」と聞き返します。
「それ、オレンジ入ってますよ。」
心の声「オレンジが入ってる！？」

想像できません。見た目はライ麦パンみたいな素朴なかんじなのに。
実際はオレンジ入りと派手です。
心の声「どうしよう。。。違うのにしようか・・・」

すでに待ってもらっていたこともあり、そこそこ混んでもいるので
あせってきて、もうどうでもよくなりました。
「これが食べたいんです。」と心にもないことを言ってしまいました。

店員は不思議そうな顔をして紙袋に包んでくれました。
その時点で内心、バクバクしています。
心の声「買い物失敗か。」

失敗してしまったと思って買ったはよいけど食べる気がしません。
家に持って帰りました。
夕食時間になり、家の中で食べ物を探しましたがこれしかありません。

「うーむ・・・食べるしかなさそうだ。」
小さくちぎり（怖いので）バターを塗ってえいっと口にほおりこみました。

あら、案外おいしいではありませんか。
というより、おいしいです。
かなりおいしいです。

オレンジ入りのその問題のオレンジは
マーマーレードに入っている皮みたいのが
レーズンの代わりにはいっているようなそんなかんじのパンでした。

なんだ、うまいんじゃん。
パンを入れてくれた包み紙にwebアドレスが載ってました。
www.maison-kayser.com

興味本位でそのサイトをチェックしてみましたら、
なにやらそのkayserさんは本も出している人のようです。
創作パン屋だったようです。