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アメリカの五大湖で信じがたいことが起きているという。五大湖の1つ、スペリオル湖が消滅しつつあるというのである。2897キロメートルもある湖。普段、水のある場所に今は地表が見えはじめているのである。
普段より45センチメートル水位が下がった湖はいつもと様子が違う。 この湖にボートを所有するポロムスキ夫妻はボートを水のある場所、もっと深い場所へ移さなければならなかったという。 この湖で船を運航している会社らは不満を漏らしているという。何センチも水位が下がったことによって、貨物船は8000トンの荷物を置く場所を変えなければならなくなる。これは大変な損失で、船、一隻あたり1億8500万円くらいの損失になると予想されている。 世界で一番の水量、およそ13万立方キロメートルという大量の淡水がこの湖にはある。ここ10年間で70センチほど水位が下がり605億キロリットルの水が消えてしまったことになる。地球上の何人の人がこの水で救われたことだろう。 これはスペリオル湖だけではなく、他の五大湖でも同様のことが起きていて、現在、専門家らは調査している。 どうしてこういうことが起きたかということについて考えられることとして、そこには2つの大きな要因があるといわれている。 1つは雨が例年より20%少ない。 もう1つは暖冬で湖が凍らず、湖の水が蒸発してしまったということが考えられている。 (ロイター) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月22日 22時16分06秒
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