カテゴリ:読書
ルイスフロイスの日本史、実は宣教師の宣教史でもある。ジュアンの件など、確かに日本には高い倫理が存在したことを感じさせる。
人間力に頼る事を良しとする現代の日本人には、この本は「外人の宣教」という色眼鏡がまず働いてしまうようだ。が、しかし、クリスチャンの私には彼らの気持ちが痛いほど分かると共に、その色眼鏡が無いだけに当時の有様が良く伝わってくる。 普遍性を受け入れることが苦手なのは、一般日本人の病かもしれない。日本と日本人は神に愛されることが薄いのかもしれないが、いずれにしても信長がキリスト教の本質を政治的に掴んでいたことはよく理解できる。 完訳フロイス日本史〈1〉将軍義輝の最期および自由都市堺―織田信長篇(1) (中公文庫) (文庫) 文庫: 382ページ 出版社: 中央公論新社 (2000/01) ISBN-10: 4122035783 ISBN-13: 978-4122035782 発売日: 2000/01 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.06 23:25:00
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