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2005.04.09
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カテゴリ:病院
先日テレビ「ホントはこわい家庭の医学」で、『主人在宅ストレス症候群』というのをやっていた。定年退職して毎日家に居る夫に対して、妻にかかるストレスから起こるという病気です。
主婦のストレスに光が当たるということは、それだけ世の中が平和でゆとりが生まれてきた証拠なのかも知れません。
ひと昔前は“女三界に家無し”と言われるほど、ただただ我慢して耐えることが当たり前の時代でした。男女平等も戦後のことだし、私たち戦後生まれは先輩方に「女がモノを言える、良い時代に生まれたのですよ」と、教えられたものです。
ストレス(精神的抑圧)といえば、いたるところにころがっていて、いろんなストレスが問題になってきましたが、「家庭」というのはやはり一番核となる場所ゆえに、最も保守的な空間であるせいか、主婦のストレスに「病名」がつくのも遅かったように思います。

我が家でも、6年前に夫が早期退職を余儀なくされて“主人在宅”家庭になりましたので、テレビの自律神経失調症に罹った主婦の気持ちよくわかります。
しかし我が家では“主人在宅ストレス症候群”にかかったのは夫の方だったのでしょうか? (笑)
小さな手術をしたり、腎結石を患ったりした挙句、“在宅主婦”とのバトルに負けてくれてか、求職活動は怠らず。
退職後勉強をし直して、目下非常勤でですが仕事を続けています。

病気の原因をすべて「ストレス」に持っていくのは、あまり良いこととは思いません。どんな病気も苦しく人を不安にしたり孤独にしたりするゆえに、原因を誰かへのストレスにしてしまうこともあると思うのです。
病気が原因の「ストレス」もあるわけで、まるで「ストレス」のドウドウめぐりです。(笑)
しかしながら、家族間のストレスは家族の誰が持っていても不思議のないもので、つまりは微妙なバランスの綱渡りをしているものなのでしょう。
ゆるやかな崩壊はゆるやかな心中と似ているかも知れません。












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Last updated  2005.04.09 16:41:39
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