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4月30日の日記に書いた、島田雅彦氏のコラム『文豪書簡』、今日は「追伸、ホリエモン殿」---英雄の条件---でした。
“金で尊敬と愛を買うというのは余った金を投資ではなく、奉仕に向けるということです。” 杜子春、堤義明氏、シューマッハーのスマトラ沖地震への10億円の義援金、ヨーロッパ古典美術コレクション、アマゾンの奥地にあるオペラハウス「テアトロ・アマゾネス」、野球チーム「楽天」などなどの例をひいて語っています。 イラクやアフガニスタンで散逸の危機にあるイスラム美術の保護とかも。 最後のしめくくりは、 “金の使い方ひとつで、あなたの酔狂も不滅になる。あなたは棺桶にゴッホや現金を詰め込んで、あの世に持ち込むような真似をしない人だと信じています。 実業化には珍しい文学的知性をフルに生かし、これからも英雄不要の時代を酔狂に生き抜いてください。文豪ミニからのお願いです。” と、前回よりトーンをさげて書かれていました。 文豪不要の時代の文豪ミニは、少し寂しいのではありませんか? さて堀江さんは、「英雄なんて関係ないよ」とおっしゃるのではないかと、私は思っているのですが、島田さんの『書簡』は新味の堀江論であったと思います。 私はこのコラムを完全に読取れていない自覚があるゆえに、よけいにその感がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.07 16:08:34
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