|
テーマ:本のある暮らし(3310)
カテゴリ:隣の部屋
「ウェブ進化論」--本当の大変化はこれから始まる--梅田望夫
ちくま新書 2006/2 から、浅学にして乱暴な抜書き。 ○チープ革命 ○知の世界の秩序再編 グーグル世界政府 プロフェッショナルとは何か プロフェッショナルを認定する権威とは誰なのか ○Web2.0 ウェブサービスAPI公開 ○インターネットの可能性の本質 *不特定多数無限大の人々 *放っておけば消えて失われていってしまうはずの価値、 つまりわずかな金やわずかな時間の断片といった無に近いものを、 無限大に限りなく近い対象から、ゼロに限りなく近いコストで 集積できたら何が起こるか。 ○群衆の叡智 マス・コラボレーション バーチャル経済圏 ○ネット世界とリアル世界の価値観の融合はあるのか ○オープンソース 過激な少数意見から時の常識に ○ネット世界の三大法則 第一、神の視点からの世界理解(全体を俯瞰する視点) 第二、ネット上に作った人間の分身が金を稼いでくれる新しい経済圏 第三、(≒無限大)×(≒ゼロ)=Something あるいは消えて失われていったはずの価値の集積 ○グーグルアース 全地球上で何が起きているかを全部閲覧できるシステムへと ○言語間の壁を取り払う 自動翻訳技術の開発 ○知の世界の秩序を再編成 ウェブ上での民主主義 「世界中に散在し日に日に増殖する無数のウェブサイトが ある知についてどう評価するか」 ページランク・アルゴリズム リンクという民意、インターネットの意志 ○ロングテール派 「80:20」の法則 あらゆる物事において重要なのは少数であり、大多数は取るに足らぬもの 取るに足らぬ80%→ロングテール ○総表現社会の1000万人 暇人で能動的な目的意識を持った人たち 「連帯の構築」 社会合意形成の連帯 フツーなふーん意識の再確認 総表現社会=チープ革命×検索エンジン×自動秩序形成システム プロフェッショナルをプロフェッショナルであると認定する権威が 既存メディアからグーグルをはじめとするテクノロジーに移行する ○信用創造装置、舞台装置としてのブログ 知的成長の場 ポートフォリオ ブログという舞台の上で知的成長の過程を公開することで その人を取り巻く個と個の信頼関係が生まれる ○知的生産の道具 ソーシャルブックマーク、はてなブックマーク 集合知の成果:ウィキペディア ○「コストゼロ」・「そこそこの信頼性」・「完璧」ではない ○ソーシャル・ネットワーキング 人間関係マップ→人のランキング→人間検索エンジン ○予測市場 「不特定多数の集約」という新しい芽 ○個人としての国際競争力 *日用品化 *層の薄い分野の発見 *異質なものと異質なものの組み合わせ *不特定多数無限大への信頼 胸騒ぎを覚えるほどの怖さもある、グーグル革命といわれる一端を垣間見たようだ。 私などには予測不能な変化の気配に、本書からはワクワクする新しさと同時に、人間社会の本質は変わらないものがあるのではないか、とも、思った。 だがことはすでに、知らない間に、始まっているのだ。 踊っている(あるいは20%に踊らされている?)80%の私としては、少し居住まいを正したほうがいいのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|