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カテゴリ:day-to-day
緒形拳さんは、テレビの必殺仕掛人、藤枝梅安役以来のファンだった。
私に男の色香について感じさせ考えさせた、初めての俳優さんだったかもしれない。 藤枝梅安の衣装の着こなし方に加えて、殺しのエロスみたいなタブーを品よく演じていたと思う。 昨夜のNHKの追悼番組を見たけれど、役者さんは出演した作品の中に生きていて、このような番組は必要ないのではないかと思ったりした。 とはいえ、いろいろなエピソードを聞くとやはり印象が深まる。 藤原新也、金子信介、津川雅彦さんのサイトで緒形拳さんに触れられた文章もそれぞれ切り込み方が違っていて、考えさせられた。 拳さんは、ご自身のホームページを持たれていたことも初めて知った。 そこに、書は中川一政を師匠としているとあったのに非常に納得した。 また愛猫家だったこともほほえましかった。 「役者緒形拳」をつらぬかれた生き様は、普通の私達の胸にも届く波動のような振動を与えたと思う。 同じような男の色香を感じていて、今思い出せるのは、 藤原新也・北野武・遠藤憲一・大杉蓮さんたちだ。 ネットで調べて沢山の作品に出演されていたことを知った。 ポール・シュレイダー監督で、三島由紀夫を演じた日本非公開映画があったことも知った。 これからたくさんの緒形拳さんに会えそうです。 でも、さようなら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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