世界恐慌・・・・・序章。しかし「この素晴らしき世界」
世界恐慌・・・・・序章。しかし「この素晴らしき世界」世界は世界恐慌に向かいつつある。日本の株が7000円から9000円になっても回復の兆しにはならない。東証のシェアの60%は外資である。「世界一の経済大国」、アメリカが原子力潜水艦のように沈んだままでは日本はおろか、世界経済の回復も見込めないのである。もはや、ドルは世界の基軸通貨としての地位から脱落したと言っても過言ではあるまい。原油が高騰しガソリンが高騰した時、「脱原油、脱ガソリン」で電気自動車の開発が急ピッチで進んだように、世界は「脱アメリカ」を考えている。特にアイスランドは「貧しい漁業国」から「高い金利で金融立国」を目指し、順調に推移していたが、「リーマンショック、AIGショック」以来、全銀行を国有化し国家破綻の危機にあった。近年、「国家破綻」なる言葉を久しく聞いたことがなかったが・・・・・・リーマンブラザーズは米国4位の証券会社、AIGは米国1位の生命保険会社・・・・・・世界一の経済大国であるアメリカで1位、4位といえば、それは世界の1位であり4位であった。リーマンブラザーズは100年以上続いた会社で本来潰れるはずの無い大企業であった。それが潰れた。AIGも公的資金が入らなければ潰れていたに違いない。米政府は限られた税金の中でリーマンブラザーズを諦め、より影響力の甚大なAIGを救った。かって日本を襲った「バブル」とは桁違い。今度の「米国バブル」は世界を巻き込んでいる。日本でも「転売」で儲けていた不動産会社は次々と倒産している。買い手が無くなったからだ。アキバの九十九電機、大阪「太陽の塔」で有名なエキスポランドなども倒産した。日本でも既に影響は出ている。「世界恐慌・・・・序章」かとも思う。しかし、世界は変わらない。地球上で人間が営みをしている。その中で人が、今度の経済危機で右往左往しているだけ・・・・・・人の営みの「本質」は変わらない・・・・・・・・ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」を聴くとそう思う。⇒詳細