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楽天フリーバードの辛口音楽談義

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2007.04.28
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カテゴリ:たわごと
歌モノのバック演奏はむずかしい。

あたりまえだが、基本的に歌を唄う人が主役。

なんとか唄える程度にかるーく音を出すのは、バイショー的な”伴奏”。
N△Kのノド自慢とかキャバレー(行ったことはないが・・・)のアレですね。

それじゃ、ちょいとつまらない。

で音数やいらんことが増えてくる。

リズムギターがリズムキープ以外のことをやりだす。
ドラムが4小節に一回はオカズを入れてくる。
後ろでオブリを入れてるハズの楽器達が”へんな主張”をしている。
ベースが頭のタイミングをはずしてるのに、ウラのオカズに専念している。
鍵盤がウタメロを無視した、へんなヴォイシングをしている(わしや!)。
鍵盤の小節の頭以外の部分でのチョローンと高音部のオカズが、耳につく(わしや!!)。
バッキングやキメをちゃんと拾ってないのに、
   ソロだけは張り切ってやってる(わ  し  や -  !!!!!!!)。

と、枚挙にいとまなし。

かつて、憧れの鍵盤担当ネェさんに言われた。

  「フリーバードくん、キーボードって、”隠し味”ヨ・・・」

老舗ライブハウスの領袖的おっさんに教えてもらった。

  「じぶんらなぁ、ずーと音がなっとるやんけ。そらまぁ、ベースとか
   ドラムはシャーナイとして、や。バッキングとかは基本的に”合い
   の手”みたいなもんやで。民謡の”あーちょいちょい”とか、”どー
   したどーした”みたいな・・・」

もちろん、楽曲にもよるし、同じ曲でも局面にもよるが、論理的な統一感がない”ベタベタな”演奏は、前述した”バイショー的な伴奏”よりも、はるかにタチがよろしくない。

思えば、小生はそんなことを繰り返してきたような気がする。

スティーリー・ダンの曲でエレピが単音とか2音で、かなり効果的バッキングをしているのもある。
考え抜いてのアレンジなんだろう。

先日さるFM番組でDJが

  「ほんとシンプルでかっこいい、基本的ですね」

みたいな紹介で、マドンナのマテリアル・ガールをかけていた。

中心は”ドラム”+”シンセベース”とチャーミングなマドンナのボーカル。
時々よこから入る、コーラスや楽器。
ほんとにシンプル。
でも、カッコイイ。

ここまで、とは言わないまでも、考えて考えて、抑さえて抑さえて、しかしながら存在感があるバックバンドって、究極の目標かもしれない。





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Last updated  2007.04.28 14:14:03
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