♪マム殿♪　～french jasmine～

本日、ちょっと真面目な話。（長くなります・・・）

今日、出掛けついでに、犬のアッ君のご飯を買う為、

普段行かない大型ペットショップへ行ったんです。


マム、極力うさぎ専門店以外でうられているウサギは見ない様にしてますが、

レジへ向かう途中、目に入っちゃいました。

　　　　　　

パッと見た瞬間は、大きなロップちゃんのセールかな？って思ったのですが、

表示を見てみると、

フレンチロップ
生年月日　2007年9月　　性別　♂と♀　　値段　98000円
体重　♂4.5キロ　♀5キロ　

みなさん、思うところがあるでしょう・・・。

何も見なかったことにしようと帰宅したんですが、仕事が手につかないんです。

行きましたよ。もう一度。色々思うことがありすぎなので・・・。

小動物担当で、値段が交渉できる方を呼んでもらいました。

マム、とりあえず質問攻めしました。

オランダのブリーダーさんの所から空輸できて、今年の３月からここにいて、

大変希少価値の高い種類で、値段は１円たりとも下げられなくて、

血統書はなくて、お店の営業時間外は別々で広いところにいる。・・・らしいです。

　　　

マムが見たところ、推定体重３キロ。生後９ヵ月なのに。

顔がね、死んでるんです。全然表情がないんです。

女の子の方が、妊娠してる可能性を聞いたところ、多分だいじょうぶ。



　　　　　　　　　　　ふざけんな！！！



アホ店員、まだこの時点で、私が興味を持って”飼いたい～♪”って思って、

必死にアピール。とにかく「希少価値が！希少価値が！」って・・・。

ここから、マムのウォーミングアップ開始です。

（ここから、アホ店員：黒　マム：赤）

「うさぎの交配可能な月齢って生後４～５ヶ月ですよね？」
「えーっと、早い子はそういう場合もあります・・・」
「女の子をお迎えした場合、妊娠してる可能性ってありますよね？」
「ないとは言い切れないですね・・・。」
「そもそもこの子達、３キロぐらいしかないんじゃないですか？」
「・・・、ええ・・・、確かに３キロぐらいです。」
「生後９ヶ月で３キロって、小さすぎません？」
「・・・・・」
「この値段払うほど、いい子達なんですか？」
「とにかく本当に希少価値が高い種類なんです！」
「まず滅多に手に入らないので、これでも相当安いんですよ！」
「その代わり、用品などをお付けします！」
「こんなに小さくて汚い状態で、お値段もう少しどうにかなりませんか？」
「はっきり言って、欲しいというよりは、かわいそう。」
「１羽だけでも飼ってあげられたら、少しはましになるでしょうから。」
「とにかく希少価値が高いので・・・」
「これでも値段をだいぶ下げたので、これ以下では無理です！」



　　　　　　「バカじゃねえ？？？！！！」


　　　「うちにもいるよ、フレンチがー！！！」

「だからこのフレンチ、かわいそすぎなんだよ！」


この辺りで、マム限界。ここから先、あんまり覚えてません。

正直、欲しいと思ってません。でも、いくらなんでも気の毒で。

ひとり誰かに飼ってもらえれば、もうひとりも少しはゆったりできる。

できれば、それなりにうさぎの飼い方を心得てる方に。

生後９ヶ月でこの体重では、そんなに大きくなれないかもしれない。

でも、もう少しふくよかにしてあげられるかもしれない。

この子達、オランダからわざわざ飛行機乗ってきて、こんな悲惨な状況が

待ってるなんで、思ってもみなかっただろうに・・・。

マム、そういう思いが胸のなかでグルグル渦巻いてまして。

でも、いくらなんでもこの値段、無理です・・・。ジャス君よりも高いです。

だから、誰も飼いません。顔も死んでますから・・・。

値段交渉が全く成立しないと分かったので、マムができること。

せめて、♂と♀を分けて、衛生面の改善を訴えること。


「せめて別々にして、もう少し広くしてやって！」
「この状態は営業時間だけですから。スペースも限界ありますし。」
「女の子飼って妊娠してたらどうするの？」
「・・・・・・・・・」
「もっとちゃんと管理しないと見てて痛々しいよ！」
「・・・・・・・・・・・・・」
「こんな状態で売ってるから、間違った飼い方す人がいるんだよ！」



この辺りで、他のお客さんドン引きです。

最後に吐き捨てるように言ってやりました。

　　　　　　　　　「希少価値・希少価値っていうなら・・・」




　　　「もっと大事にしてやれよ！！！」



でも、きっと何も変わらないんでしょうね・・・。

一般のペットショップやホームセンター、犬・猫はまだましですが、

本当にウサギの扱い方に、行くたびに切なくなります。

極力見ないよう、見ないよう、気をつけているのですが。

今回、フレンチがあまりにもあり得ない状態で我慢なりませんでした。

できるだけ早く、よい飼い主さんに恵まれる事を切に願ってやみません。



帰りの車で、涙が出てきちゃいました・・・。

マムが飼ってあげられないのが、本当に悔しいです。

もっと仕事、頑張らねば。



いつも訪問させていただいてるうさ飼い様のうささんは

みんな本当に幸せだと、改めて思います。

我が家のうさ、マムのもとに来てよかったと思ってくれるよう大切に育てなければ。



「君たち、幸せかい？」



　　　　



　　　　　　　　　　　　　



そう想ってくれてたら、いいな。



長文、暴言、本当に申し訳ございません・・・。

クールダウンしましたら、皆様のところ遊びに行かせていただきます♪





訪問ありがとうございます、ジャスマム励みになります♪

どうぞお気軽にコメントくださいね！　　　　　　　　　　　　　　

　　
　　マム、キレるとめちゃくちゃです・・・