「毎日をていねいに生きる」という義父の言葉。相田みつをの「いのち」に作曲。
曲をクリックすると、「いのち」の曲が聴けます。相田みつをの「いのち」の詩に曲を付けました。詩を読みたい方は、いのちをクリックして下さい。 今日、義母と主人とカズと一緒に、墓地の契約に行ってきました。義父が亡くなって、もう5年・・・せめて7回忌の前にと、慌てて近所の墓地を契約しました。今まで、お寺にお骨を預けたままだったのです。「おじいちゃん、おうちがなくて可哀想。やっと出来てよかったね。今まで、旅してたんだよね。」とは、小2のカズの言葉です。私なんかより、詩人かも。なんて、親ばかですね。墓碑に、好きな言葉を彫ってもらえるとのことなので、義父が生前好きで、額に飾っておいた吉田兼好の言葉を彫ってもらうことになりました。「毎日をていねいに生きる」とは、それを読んで、義父が感じて書いた言葉だそうです。字体もなるべく義父の字に似せて彫ってもらえることになりました。コピーを渡し、そのまま彫るそうです。また、兼好自身の言葉も行書体で彫ってもらいます。私も好きな言葉なので、紹介しますね。「されば人、死を憎まば 生を愛すべし存命の喜び 日々に楽しまざらんや」 吉田兼好 徒然草 第93段 本当に、今を大切に生きなければいけませんよね。死刑と、無期懲役では、全然心構えが違ってくるそうです。まあ、無期懲役は、早めに出所する事もあるそうですが・・・人間は、みな死刑囚なのですよね。いつかは必ず死ぬのだから。死刑執行の日が分からないだけ。明日死んでしまうかもしれない。その日まで、悔いなく生きるには、「毎日をていねいに生きる」しかないのかもしれません。義父に教えられたような気がしました。