「篤姫」第46回「慶喜の救出」の台詞です。
録画を見てるので、第46回「慶喜の救出」と遅れていますが、また台詞を書き留めてみますね。写真は、夏に行った福島の遊園地のレゴ展にあった五重の塔です。一見?本物みたいに見えるでしょう?篤姫「戦はならぬ。戦だけはさせてはならぬ。」「薩摩が武力をもって向かってきた時は、徳川宗家の嫁らしゅう最後まで戦うのみじゃ。」篤姫「それにしても淋しい正月ですね。」和宮「去年は哀しいことが多かったから、今年はいい年になるといいですね。」篤姫「そうはいかないでしょうね。」「戦にならないように祈るのみ。慶喜さまもそう考えて下さることを念じます。」大久保利通「戦は兵の数にあらず。大義を掲げたものの勝ちじゃ!」西郷隆盛「徳川家を倒さなければこの国は変わりもはん。」「やはり戦になります。わしは戦をやります。」坂本龍馬の妻お龍が小松帯刀の妻チカに宛てた手紙。「男達はなぜ戦をやりたがるのでしょうか?坂本の体のみならず、考えまで亡くなってしまうような気がします。」小松帯刀「坂本さんはなんとか戦を避けようとしていた。その気持ちを踏みにじるわけにはいかない。」天璋院の兄「母は文が来る前から、返事は分かっていたようです。ただ笑っていました。」小松帯刀「徳川家の人間として最後まで生きると言うのですか。篤姫様はそういうお方でしたね。」小松帯刀「戦は始まる。その覚悟はしておかなければならないでしょう。」滝山「今頃は戦になっていてもおかしくはありません。」天璋院「なんということじゃ」西郷隆盛「錦の御旗に逆らう者は朝敵じゃ。」徳川慶喜「わしは朝廷の敵となったということか。」慶喜は戦場の京都から江戸へ逃げ帰った。徳川慶喜「そちの申す通りじゃ。何も考えずに逃げ帰ってきた。わしは水戸徳川家の人間じゃ。徳川家より朝廷を敬ってきたのに、なぜわしが朝敵になどならなければいけないのか!もう頼るは勝、そなたしかおらぬ。」勝海舟「頼るべきお方は私ではありません。天璋院様です。」慶喜「わしに薩摩の分家の娘風情に命乞いでもしろと言うのか!」勝「何も考えず、お会いになるべきです。」唐橋「慶喜様は、誇り高きお方なのでしょう。ご自分が朝敵となったのが許せなかったのでは?」天璋院「誇り高きお方か。」滝山「慶喜様は、朝敵となり逃げ帰ってきたのです。」和宮「それは誠にございますか?」景勝院「慶喜の首差し出せば、徳川家が助かるのじゃ。」天璋院「私にはまだ慶喜殿に会う心構えができてない。許しがたい気持ちもある。でも会ってみなくてはわからぬ。とにかく会おう。」天璋院「なぜ多くの兵を置き去りにして逃げ帰ったのですか?」慶喜「早く戦をやめさせる為です。誠の敵は諸外国だから、内戦してる暇はないのです。」「なぜ私に会いにきたのですか?「勝に言われたからです。」「そうであろうな。そなたは私を侮っているから。でも私は大御台として徳川家を守ります。」慶喜「私も、徳川家を守る為なら、首を差し出す覚悟は出来ています。」天璋院「きれいごとはいらない。そなたが死ねば、残った徳川家は、おめおめと生き残った惨めな抜け殻じゃ。」慶喜「それでは生き恥を晒せと言うのですか?」天璋院「晒すのです。そしてやるべきことはもう一つ。」公家「しかし、皮肉なもんやな。薩摩の西郷さんが薩摩の篤姫さんを討ち、和宮さんの元婚約者の有栖川宮さんが和宮さんを討つとは。」西郷隆盛「縁もゆかりもない者に討たれる方がもっと酷いでしょう。」天璋院「慶喜殿の一命だけはお許し下さいと朝廷に願い出るのです。宮様も文を書いて下さいますか?」和宮「私がですか?」天璋院「朝廷に訴えることの出来るお方は他にはおりません。」和宮「母上様の仰せなら。」慶喜「なぜ私の為にそこまで?」天璋院「あなたは家族です。徳川の家に集う者達はみな家族なのです。あなたは聡明な人です。先が見え過ぎてしまったのですね。人の上に立つ者は孤独です。大奥を預かる私でさえ、もがき苦しみ、辛い思いもします。天下を治める将軍は尚更でしょう。夫の家定公、息子の家持公、二人とも将軍の重荷を負い、若くして亡くなられました。あなたは生きてください。お二人の分まで。これまでのご苦労、お察し申し上げます!」天璋院が手をついて頭を下げる。慶喜「お手をおあげくださいませ!」小松帯刀「チカ、お前と連れ添えて幸せだった。」チカ「縁起でもないことを!」小松帯刀「私が京へ上るのは、死ぬためではない。坂本さんの意志を継いで戦をやめさせるためだ。安心して待っていてくれ。」天璋院「とんだことを押し付けてしまったな。」勝海舟「なんの私は直参ですよ。喜んで、徳川家をお守り致します。」天璋院「勝はほら吹きと聞くが、それは信じるとしよう。ところで慶喜殿はどうしておる?」勝「よく我慢して謹慎して下さっています。」天璋院「ところで勝は、薩摩とどう戦うつもりなのじゃ?」勝「戦わずして勝つやり方を私は考えています。無策こそ最上の策ということです。」天璋院「とにかく我らの命をそなたに預ける。よろしく頼みますよ。」篤姫は本当に面白いですよね。英明で聞こえた慶喜を手玉に取り、勝海舟まで取り込むのだから(>_<)男だったら、坂本龍馬や勝海舟より名が残ったかも!でも、義父の薩摩藩主が言ったように、「女にしておくのは勿体ないけど、女にしか出来ないこともある。」天璋院は無血開城の立役者なのですよね。私は録画を見てるので、まだそこまで見てないけど、楽しみにしています。歴史の陰には女あり!内助の功もいいけど、現代なら表に出てもいいよね!