フロム　バーナビー

前回の日記の「旅の絵本」もそうだが
この「モチモチの木」も小学生の時から大事にしていた本だ。
５，６年の担当だったＭ先生はとても朗読が大好きで
私も毎回先生の声から発する言葉の響きに
魅せられ、物語に入り込んで行った。

本好きになったのも先生のお陰だと思う。

先生が読んだ数ある本の中で、特に印象に残っているのが
この本だった（表紙が正直怖かったけど）。

朗読の後、学級文庫に返されてもなお、読んで
とうとう母にねだって買ってもらった。

主人公の豆太は臆病者（一人でセッチンに行けないから）
だと書いてあるけどでも５歳でしょ？ましてトイレは外だよ。
そして大きなモチモチの木（素敵な名前）があるんだ。
そんなの無理。私だって怖いもん

そのモチモチの木に勇気のある子だけ見られる
綺麗な火がともる。

滝平二郎さんの切絵が幻想的。

ちなみに私の本は８８０円とプリントしていて
今は１４００円時代を感じるよぉ。




モチモチの木
斉藤隆介　作
滝平二郎　絵　　岩崎書店