『アンジェラスの鐘』☆NY上映会
今年6月9日、陰陽の日にこだわって上映した映画『原爆展』に行ってから私の人生がシフトした。国連の一角の展示場で被爆者の方と話しをした時、被爆者の高齢化が進み「終戦65周年は無いかもしれない」という言葉が脳裏に焼きついて忘れられなかった。それから・・・何かやろうと思っていたけれど、どう始めようと悩んでいた時にふとしたことがきっかけで話しをした人が同じ想いを持っていると知った。振付師・ダンサーである彼女とすぐに意気投合して「何かプロジェクトをやろう!」となった。そしてその直後、ある人の紹介からアメリカ人の子供向け劇団を持つ人が“HIBAKUSH”という詩の朗読のパフォーマンスを数年前に行ったと聞きいた。すぐに連絡を取った。彼は日本語も話せず、ヒロシマに行ったことも無いからこの先どうしようか、と思っていた時だったという。3人でコラボしよう、とすんなり決まった。 それからまた数ヶ月経った今、ニューヨークで立ち上げられた平和活動を行う非営利団体、キッズ・フォー・ザ・フューチャー(Kids For The Future)と出会い、一緒にイベントやりましょうと話しがトントン拍子に進み、そして今回の映画上映と詩の朗読、ダンス・パフォーマンスのイベントという運びになった。 そしてつい先日、長崎の被爆者が非核を訴えているドキュメンタリー映画『The Last Atomic Bomb』を見に行くと、その映画のアメリカ人監督とプロデューサーも来ていた。舞台挨拶などがあり、映画上映後話しをする機会も得た。そしてなんと、プロデューサーは私が国連で出会った被爆者の方を知っているというのだ!彼女は私と彼宛にメールを送ってくれて、それを読んだ被爆者の方からもご丁寧にメールを頂いた。人のご縁というもの、皆どこかで繋がっているんだと改めて実感した。1年半かかったけれど、やっと一歩踏み出した。子供の笑顔がいつもそこにある世界であるように・・・『アンゼラスの鐘』上映会(英語字幕) と詩の朗読、ダンス・パフォーマンス 主催:Kids For The Future & Interborough Repertory Theatre(IRT) 12月9日(土)4:30pm 会場:Interborough Repertory Theatre(IRT) 154 Christopher Street, #3B New York, NY 10014 地下鉄:1&9 Christopher St駅下車 徒歩5分 チケット:$20予約:212-592-3311 お問い合わせ:info@kftf.org