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カテゴリ:思い出
とっても綺麗です キッチンの流しの前に置いてあります 見るたびに ホッ!ってします・・・ 昨夜 ショックのあまり ちゃんと店を 片付けて帰ったか 記憶が定かでないので 先ほど 店に来ました 一応 カギは閉めてあり エアコンも止めてありましたが 留守電設定はしてないし 売上の計算もしてないし おつりの用意もしてない・・・ 片付けもしてない・・・・ 晴天のへきれきで ショックが大き過ぎた 奥様のお話しですと 3月に癌がわかったけど もう手遅れで4ヶ月もてばよいとの診断 6月29日に入院したけど 誰にも知らせてなかった・・・ 完全看護だから奥様は付き添わなくても良いのに 「駄目だ! よそはよそ うちはうち」 って ず~~~~~っと帰れなかったそうです 胃がんなのに 病院の食事は要らないって 自分が 食べたい品を奥様に 調達させて 美味しくいただいていたそうです 胃がんなのに それはよかったと思いました 奥様が チョット用足しで 一度家に戻り 直ぐ病院に行ったのに 「遅い!何してた!」って怒っていたって 看護婦さんが 「奥さんのこと 愛しているんですね!」 前市長 「愛してなんかいない!」って・・・ふふふふ 無くなる時は 夜寝なくて 「眠り薬 もっとくれ」って 「暑いから アイス!」「はいはい」 「まだ 暑いから 氷!」「はいはい」 すったぁもんだ わがまま放題言って 奥様も 夜中の3時近くなので 「私も ねむたいよ」って そうしたら 静かになったので あ~~~やっと寝たって思ったら 夜中のみまわりの看護婦さんがきたから 「やっと 今しがた眠りました」っていったら 看護婦さんが 懐中電灯で 様子を見て 急に ブザーを押して 「緊急です先生を!」って 直ぐ先生がいらして 「3時24分です」って 奥様 「あ~~60年間の奴隷生活がおわりました ありがとうございました さようなら」 って話し掛けたら 前市長の 右目から すーっと涙が一筋流れた って 本当は 奥様のこと愛していたし 大好きだったから わがまま放題したのでしょう いつ伺っても 本当に チームワークの良いご夫婦だと ほほえましく思っていました・・・ 前市長は 70過ぎても 80過ぎても 常に イァフォーンを耳にさし 英語の勉強をしていました そして 本も常に読んでいました 市役所にいたときは やりたいことがたくさんありすぎて 常に 気が前に行っているのでしょう 市庁舎内を歩く時も 体より 頭が前に行っているのです そして がっちりした小さい体で スタスタスタスタ 歩き方が早くて 秘書がいつも小走りで 付いて歩いていました 私は 密かに親愛と尊敬の気持ちを込め {ベビーゴリラ}と呼んでいました・・・・ 最後まで 自分がやりたいことをして 最後の最後まで 奥様をそばにおき 幸せな 一生だったと思います 丁度 この地域では 蓮の花が満開です 私も知ってる方が お届けしてきれいで立派な蓮の花が たくさん 祭壇の脇に飾られていました 心から ご冥福をお祈りいたします ありがとうございました 昨夜 奥様に久しぶりにお目にかかって ちょっと心配だなぁって思いました また お伺いしてこようと思います・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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