カテゴリ:日本を散歩
京都に来ています。 今回ぜひとも寄ってみたかったのは、黄色い自転車と風呂敷で包まれたお弁当箱が目印の、「京都 掛札」。 代々受け継がれてきた家紋入りの風呂敷、オーダーメードなど、絹の風呂敷を作り続けてきたこの老舗は、三代目になった今、日本伝統の文様をアレンジした新たなデザインの風呂敷を提案しています。 面白い色使い、様々な文様の組み合わせ・・・丁寧に一つずつ見せていただく。 私にとってさらに嬉しいのは、素材が木綿であること。 友禅染の色彩がとても美しく、あれもよいし、これも。 これから大切に使って行きたい布なので、しばし冷静になって考えることにして、あーだこうだと言いながらバスを乗り継いで向ったのは・・・ 高山寺。 「鳥獣人物戯画絵巻」に会いにやってきました。 が、残念なことに東京のサントリー美術館へお出掛け中。 知らなかったなぁ。 なのでレプリカをしばし眺め、含み笑いをこらえる。 動物の躍動感あふれる動き、まるで人間の世界をせせら笑っているかのような、茶目っ気たっぷりの物語り。 本当に楽しみながら描いたのでしょうね。 打って変わって、「人物戯画」のやる気のなさも可笑しい。 つまらなそうに、筆が踊っていないのです。 明恵上人が後鳥羽院より学問所として賜わった石水院。 午後の暖かい陽射しを浴びながら眺める山々は、あまりに近くそびえて、怖いほど。 「自然」そのものを間近で感じる。
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Last updated
Sep 22, 2007 10:52:40 AM
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