カテゴリ:旅
クリスマスにはちょっと早いけれど、Nonna(おばあちゃん)に会いに。 ローマの喧騒から離れて、山の澄んだ空気を吸いに。 そして仕事もかねて、モリーゼ州へ行ってきました。 午後3時にローマを車で発ち、ローマ近郊の田園風景を黄金色に染める葡萄畑、渋い柿色が美しい紅葉を眺めるうちに、白い岩に覆われた山々と、その頂上に点在する小さな町たちが見えてきたら、そこはモリーゼ州。 谷間と平野で起伏に満ちた土地には、オリーブ畑が。 内陸部のなだらかな地帯には、ぽこぽこと白い羊たち。 昔から農業を生活の糧としてきた農民達の土地です。 旅の途中で、ちょっと寄り道。 「釣り人の血が騒ぐー!」と、大興奮する彼。 ごろごと転がる巨大な岩に囲まれ、まるで中世が舞台のおとぎ話の小人のようです。 この白い岩は、積まれて家の壁となり、敷かれて町の道となり、強い風から屋根を守る重しとなる。 彼らを取り囲む石とうまくつきあう、モリーゼの生活。 車を走らせて3時間。 そろそろ山の闇が深くなってくる頃、標識も街灯もない細い山道を迷いつつ(本当に!怖かったー)、どうにかおばあちゃんの住む町、Pietracupaに着く。 肌をぴりりとかする冷たい空気、暖炉で燃える木の香り、そしてNonna(おばあちゃん)の暖かい抱擁が待っていてくれました。 フェンネルの香りが美味しいモリーゼ産のソーセージと、ジャガイモのオーブン焼きを頂いたら、今日はここまで。 明日の予定はPietracupaと周辺の町散策、そしてトリュフを採る2人の若者に会いに行ってきます。 暖炉の火に当たりながらうとうとと・・・ おやすみなさい。
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Last updated
Dec 5, 2007 02:20:48 AM
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