∇「ねえ。何組?」
そう。
彼女はこう言った。
可愛らしい顔に、長い髪をした彼女は、確かにそう言った。
「2組」
誰だ此奴?
と私は思った。
こんな奴2年にいたかな?
上履きを見ると、今年の1年生の(ジャージ)色。
緑だった。
此奴勘違いかよ。
私はちょっとムッとした。
「おなじじゃん。友達になろう~」
フフフフ・・・。
ハハハハ・・・。
「いいけど、2年2組だから」
その瞬間、彼女の隣にいた女の子は私の上履きを見て、
話しかけてきた女の子に耳打ちした。
「先輩だよ!」
聞こえてんだよ。
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