∇吹奏楽部の練習は,大会が近いと毎日朝早くから夕方遅くまである。それでも,吹奏楽部員であることに誇りがある華南。
華南「お姉ちゃん?さっき何で先生に呼ばれたの?」
結花「ああ・・・。うん。なんでもない」
華南「?」
ちょっと心配だった。
ハッキリ言って,自分の自信じゃなくて姉が元気でないと困る。
自分も困るのだ。
自信がないばっかりに相手に頼りすぎるのもまた,華南の悪いところ。
華南「(そりゃあ,双子だもん)」
言い訳かな。
ダサッ。
でも,もの凄く気になる。
決して悪いことではない気がするが,とにかく気になる。
隠し事があるとよけい不安になる。
どうしたらいいだろう。
姉が困っているのに,何もしてあげられない自分・・・。
やっぱり人に頼り過ぎなんだ・・・。
華南「大丈夫?」
結花「ん?大丈夫(^^)」
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう