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カテゴリ:日常生活
前回のブログで、宮沢賢治の臨終について書きましたが、賢治に関しては、りと様の手元にとても面白い本があります。 花巻農学校教師時代(大正10~15年)の教え子達が、それぞれ賢治の思い出を語っている本です。
これも、楽天ブックスでは品切れでしたが、アマゾンでは購入可能でした。 りと様は、数年前に仙台市文学館で開催された「宮沢賢治展」でこの本を目にし、展示会場で一通り読んだ後、あらためてアマゾンで注文しました。 賢治の教え子達にインタビューした時期は1990~1991年頃で、 当時82~85歳の方々が(明治40年前後の生まれ)、37歳で逝去した宮沢賢治を「先生」と読んで約70年前(1990~91年当時)の思い出を昨日のことのように語っていました。 今回は、その中で、宮沢賢治の人となりが分かる部分を抜粋してみました。 「先生はしょっちゅう、すごく感動したり、面白い何かがあったときは、ホーホーと声を出して、とび上がって回るんです。(引用)」 だから、教え子の方の中には、賢治の写真から暗いイメージを連想する人がいるとビックリする・・と、語っていました。 「宮沢先生には、普通の話でない、不思議なお話をいくつも聞いたのですが 頭脳の外側の表面をぐるりと取り囲んでいる部分が、意識の領域です。 こう、先生は言ったんです。(引用)」
また、ある生徒が就職する時には、「これからは町村に行くことがあるんだから、解らないことばかりあると思うが、知らないことは知らないと、はっきり言うんだ」 「曖昧なことは決して言わないように。迷わせるから。で、後で調べるか、わかる人に聞いてから言え」 生徒は教えを守り、「これは誠にありがたい言葉だった」と語っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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