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カテゴリ:本
先日、ブログ仲間のblueskyさんのところで青森出身の写真家・小島一郎さん(1924~1964)の作品が紹介されていました。 りと様は、小島さんのことはそれまで全く知らなかったのですが、blueskyさんの所で見た数枚の画像をみただけで、なんだかとても魅かれるものを感じ・・・早速ウィキぺディアで検索しました。 で、さらに~、楽天ブックスで写真集が売っているの発見し、即、ポチッと押しました。
結構、いいお値段だったぞなもし・・。 でも、りと様は、書籍にお金をかけるのはあまり「もったいない」とは感じないのです。 主に、昭和30年代の下北、津軽の風景の写真です。
カラー写真も二枚だけありました。 また、本には、小島さんの39年の生涯も記されています。
彼は1961年に上京、62年に銀座で個展をひらきましたが、これが酷評を受けたようです。 「小島君はいろいろ賞をもらって、いまが一番大事なとこなんだ。 (中略) 津軽のような不毛の地でーぼくにいわせりゃ、被写体としては恵まれているといいたいんだが、これからは東京に出てきてプロの仕事をするということになると、大変苦労すると思うんだよ。 (中略) 黒く焼いたり、パターンにしたり、調子をとばしてみたり、変に白くするためのおおい焼きをしたのがあまり効果的でなかったり・・・(引用)」
事実、写真集には、下の二枚のような「作った」写真もかなりありましたね・・。 上京後、師と仰いでいた恩人が一年半たらずで癌で急逝したり、三年弱で東京から青森に引き上げた後、「夢にみるくらい東京に戻りたい気持ちが募った」り・・。 で、「ここで落ちるか、這いあがれるかという瀬戸際」で臨んだ北海道撮影。 それが・・・「酷寒」を撮るはずが、その年に限ってまれにみる暖冬だったりと・・。 と、いうように、小島さんの晩年はきわめて不遇であり、心身ともに体調を崩して39歳で亡くなったそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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