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カテゴリ:本
7月27日の日記で、新聞広告を目にしたことがきっかけで、 この本を購入したことを書きましたが、 届いた本を読んでみると、やはり実に含蓄のあるお話が多くて、齢〇〇歳のりと様でも「人生」を考えさせられます。
特に、印象に残った部分を抜粋しますと、
・論語の年齢は、三十歳ほどスライドさせると現代に合う。 (六十にして立つ、八十歳にして天命を知る)。 ・最盛期のものや、最大のものにしか、価値を見出さない人は永遠に不幸です。 ・後悔しない人は世の中にいません。(中略) やはり「やればよかった」という後悔のほうが強いような気がします。 なかでも、りと様が、激しく納得したのは、この一文でした。 ・病気や災害に見舞われ、あるいは努力をしてもなかなか能力を開花させることが出来なかったとしても、 それを現実として受け入れることができるなら、幸せは得られると思います。 これは、日野原先生のお言葉ですが、これを読んだことで、 周囲から異口同音に、「努力不足だ」と、言われることが多かったりと様の半生・・・(汗) 決して間違ってはいなかったことを実感し、清々しい気分になれました
「長生きすりゃ(以下略)」を、一通り読んだ後、 こちらの本「たったひとつのたからもの 息子・秋雪との六年 加藤浩美著」も購入しました。 ダウン症による合併症の心臓の病気により、六歳で亡くなった男の子の記録です。 ふとしたきっかけで、YOUTUBEで、 数年前に放送された「明治安田生命 たったひとつのたからもの」のCMを見たのですが、 そしたら、涙が滝のように溢れ&流れ、りと様の涙腺は完全にぶっ壊れますた(汗)。 見ていたのが、一人の時で本当によかったと思いますた。 で、肝心の本の中身は、「涙」「感動」というよりは、六年間を懸命に生きた秋雪くんの人生が、読者であるりと様にもストレートに伝わり、読後感はむしろ清々しいです。 中でも、印象に残った部分を抜粋しますと、 ・お父さんが、自分の大好きな場所(谷川岳)に、子供を連れてくることが出来て、うれしさを迎えきれない様子だった。 この部分は、りと様もすごく気持ちが分かります。 ・ 最後の夏、海に行き、親子三人で楽しく遊んだあと、「また来られるかな」と、なぜだか分からないが、突然、そう思った(お母さん著)。 切ないです・・・。 2010年現在、御年九十八歳の日野原先生、八十四歳の多胡先生、 そして、1999年に六歳で逝った秋雪くん(生まれた時に余命一年と宣告されていた)の人生を考えた時、 「人の命は有限ですが、死や老いに対して成熟することがあるのではないかと思います。」と、いう日野原先生のお言葉が、あらためて胸に響きました。 りと様も、残りの人生、一生懸命生きなきゃあかんね~と、あらためて思ったのでした。
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