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カテゴリ:映画
最近、機会があって「エクレールお菓子放浪記」という映画をみてきました。 震災前の石巻市の風景が映っている、エキストラで出演した方々に津波の犠牲者が出たとのことで、 気になってはいたのですが、なかなか見る機会がありませんでした。 がっ、娘が通っている施設その他の後援会のイベントとして 一日だけ上映会が開催され、思いがけず、りと様も鑑賞することができました。
で、感想ですが、 ・「震災前の石巻市」は、実はあまり映っていなかった。 ・北上川河口のヨシ畑は、10年前くらいに現地で目にしたことがありますが、 渡し船に乗るシーンは二回ほど出てきますが、どちらのほんの一瞬だし。。。 あのヨシ畑の風景をもっと撮って欲しかったな〜と思いました。 りと様も、北上川河口のヨシ畑の雰囲気がとても良かったので 「ぜひ、もう一度みたい」と思ってましたが、「遠いから行くのに気合いがいるし。。。」と、気合いが入らぬまま数年過ごしているうち、あの震災が起きてしまいました。 ・公式サイトやポスターに、主人公の少年といしだあゆみさんを乗せている船頭役の男性が映っていますが、この方は津波の犠牲になられたそうです。 ・津波で流失した「岡田劇場」は、内部の細かいところまで映っていて、これは貴重な記録になるのではないかと思いました。 このブログを書くためにネットを徘徊したところ、岡田劇場の支配人ご夫妻は津波に流されながらも木につかまって助かり、九死に一生をえたそうです。 そして、現在は、劇場復活に向けて活動中だそうで、面識のない方々ではありますが「生きていて良かった」と、心から思いました。
・日和山公園は、「ここ?」と、わかる人にはわかる程度。 検索したところ、ラストシーンののど自慢の会場は間違いなく日和山公園で、 現石巻市長も審査委員長で出演していて、多数の観客が座ってみていました。 個人的に調べたところ、エキストラで犠牲になった方は十数名だそうです。
で、映画をみた感想ですが、 「演出に難あり」、「雑」な感じがします。 この人物はどういう設定なのか?と、いうのをハッキリ説明しないから分かりにくい所があり、 「泣かせ所」も台詞・カメラアングル・役者の演技が今一歩薄いのです。 ただ、主人公の少年が最後に歌う「お菓子と少女」はとても良い声で、 監督も「演技には難ありだが、歌を聴いて 『彼しかいないと決めた』」そうで、 それにはりと様も共感しました。 で、映画のラストは、日和山公園(ロケ地)で再会した女先生と生徒(主人公の少年)が結婚し、いまは孫の私たちが菓子店を経営している!と、いう、これまた唐突な終わり方でした。 しかも、現経営者の孫=女先生=同じ女優さんで、りと様の容量の少ない脳では理解するのに時間がかかり〜(汗)。 で、実はエンディングロールではエキストラで出演された皆さんのお名前が全部紹介されたそうですが、 そこまでみないうちに席を立ったので、りと様はその画面はみていません。 正直、震災前の石巻がなければ、1時間45分座っているのはつらい映画だったかな〜(汗)。 昔、映画館でみた「ハチ公物語」は、最初の画面から即、引き込まれ、 教授が亡くなった後からはハンカチを絞りながらみたほど素晴らしい映画だったので、くらべちゃいけないんだろうけど、「最近の邦画って、こんなもんなの?」と、思うところはありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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