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わたくし事で恐縮ではありますが、だいぶ迷った末、愛、燦々とさんに背中を押していただいて本日のお知らせをさせていただきます。 去る11月13日、曽野綾子さんの推薦で、社会貢献支援財団より、シスター樫山とシスタ-川端が常陸宮殿下・同妃両殿下のご臨席のもとに表彰されることになりました。協力者として、私の母もシスター方の推薦で出席が適い、同席させていただきました。病児の回復のために働く人々を支え続けてくださっている皆様、特にご協力をいただいたぱんださん、本当にありがとうございました。 【シスターSのエピソード】 さて、本日の日記の本題です☆ 二年に及ぶこのブログのあちら、こちらで「梶井基次郎」について語りながらも、私の国文ゼミ(実際はモグリ)のシスターSについて話題にすることがなかったのは自分でも不思議です(透子さん、きっかけを作っていただき、本当にありがとうございます^^)。 世の中には“不思議な人”(注:若干、不思議ちゃんという意味も含まれます)というものはいるものですが、私はこのシスターの“能力”ほどに信じられる人は(他、一名をおいて)ない、と断言することができます。 自らの著書でも神秘体験の数々を語るこのシスターは、なんでも、「知る」ことができ、さらには「言霊」と「癒し」の能力者でもあるのです。 私とシスターとの出会いは、学部に入ってすぐの、履修登録の頃のことでした。 母方の祖父の影響もあって、入学当初から美術史を志していた私ですが、高校生時代に感覚した梶井基次郎や夏目漱石への思慕も同じくらいに持っていました。 さて、ゼミはどこに入るべきなのか──思案しながら国文科の廊下を通り過ぎようとしていたところ、突然、還暦くらいの年齢にみえる貴婦人のような品格のある女性に呼び止められました。 「あら。あなた、私、お見かけしたことがあるわ。どなたか、ご親戚の方がこの学校のご関係かしら?」 いずれの学部の教授であろうことは、その溢れるような知性に満ちた眼差しからも容易に判じられたのですが、私にとっては未だいかなる先生なのか存じ上げようもありません。もちろん、記憶する限り、初対面です。 この学校のご関係の者──思い浮かべていると、その方はしげしげと私を見つめて、 「そうだわ。○○先生(元・鞍馬天狗で、現職は都内の大学のメインストリートに出没する浮遊霊)のお孫さんでしょう?」 ぴたりと言い当て、驚きのあまり返す言葉に詰まっている私をその場に残したまま、満足そうに頷きながら、優雅に立ち去られていきました。 後日談として、ゼミを選べなかった私は、結局大学時代の四年間、東洋史と近代文学のゼミをかけもちするのですが、近代文学の履修登録をした際、あの時呼び止められたシスターがゼミを担当していることを初めて知って驚いた記憶があります。 さて、時が経ち、私は同じ大学の歴史学の大学院に在籍していました。 その時も国文の大学院ゼミに出入りしていたのですが(笑)、そんなある日、シスターの研究室に個人的にうかがうようとのお達しが来たのです。研究のことではなく個人的な用向きとは──如何に。 扉を開けて入ってみると、クールビューティとも称される美貌のシスターが、普段の冷徹さが信じられないほどに華やいだお顔をしています。まるではしゃいでいるかのようにも見て取れます。 「あのね。今日はあなたにとってもいいお話があるのよ。とーってもいいお話よ?」 シスターは手許の紙束を、指で弾むようにして繰っています。 はあ、なにかバイトのオファーでも入ったか…。 「あなたにぴったりな方が見つかったの! 北大出身の公認会計士の方で、」 来たぁぁぁぁぁ──! 噂には聞いていました。 実はシスターSは、稀代の ですが、大学四年間にわたってそういった用件でお声をかけていただいたことのなかった私にとって,「あれってホントだったんだ!?」と半信半疑ながらも噂を身をもって体験した瞬間でした。 当時からモテないにもほどがある!との自覚症状のあった私は、その私がケッコン!? と、かなりの濃度で興味をひかれつつ、シスターの次なる言葉を待ちました☆ ところが、紙束の向こうからチラと視線をうつしてきたシスターは、それきり黙ってしまいます。そのままじぃぃぃぃぃーーーーっと私を見つめた後、ずいぶん間があってから急にバタバタと“資料”を片付けはじめ、 「あら。あなたは研究者の方と結婚するのね。では、今日のことはナシということで。さようなら~~~」 と、やおら手を振って追い返されてしまいました。 げっ、マジで!!? せっかく期待したのによォ…。 その時の私の主観的な視界からは、机を隔ててすぐそこに座っているはずのシスターのお姿と“結婚”の二文字が、私から100mくらい隔たっていった気がしました…。 ところが、落胆したのもつかの間、ほどなくして本当に研究者(といえなくもない)ヒトと出会い、その二年後、マジで結婚することになったのです。 不思議なのは、実は当時“ぜんぜん研究者ではないヒト”を意中にしていた私に向かって、「あなたは研究者の方と結婚するのね」とあたかも私の意志を聞いたかのような納得口調だったこと。おそらく、シスターには私の背後に描かれる何らかの事象が“見えて”いたのでしょう。私たちの結婚を“予言”したシスターに、披露宴にご出席いただいたことは言うまでもありません。 シスターって…ひいてはカトリックって、意外に現実的というか、そういった“不思議”をやみくもに信奉するのではなく、かえって徹底的に科学するような印象を私は持っています。私自身、本当の「能力者」を知っているがゆえに、世間に流布している噂や不思議について、ついつい懐疑的に見てしまうところがあります。そんな私にとって、このシスターの存在は非常に稀だと感じると同時に、その能力を身をもって体験した者として、さらに不思議な感覚にとらわれています。 おそらくは──ではなくて、確実に、シスターは私がここにシスターについて話題に出したことをお気づきだと思います。そういう方なのです。普段でも、今ふと思い出した人から電話やらメールやらが来る、などという「虫の知らせ」を感じる人はいるでしょう。シスターの場合、すべてを知り…というか、こちらがシスターを思い出すならば、必ずその人がどういった思い出し方をしているのか、その人が自分に何を求めているのか、もしくはいないのか…そういったことを“知る”ことのできる人だと、私は信じているのです。また、病気にかかれば、病気の箇所や目に見えない病巣などを、手をかざしただけで“知る”こともできる人だとも聞いています。 今年四月にKが亡くなったとき、私たちはシスターのお力にすがりました。 シスターは電話口でしばらくKと交信(!)し、「今、光の中でKさんが本当に心から軽やかに笑っていらっしゃるのが見えるわ。あの方は本当に楽しそうだわ」と言っていただいて、それで私たちの方も癒してくださったことを最近の出来事として覚えています。 シスター。お久しぶりでございます。山口です。ごぶさたしております。 しばらくぶりに、修道院をお訪ねしてもよろしいでしょうか。 なんだか今、シスターからたくさんのお力をいただきたい気持ちなのです。 ◆応援ありがとうございます! 皆さまにも癒されている私です──重ねてありがとうを申し上げます。 ◆不思議体験、不思議な人が身近にいるという方、ぜひお知らせください☆ こういう話、大好き! コメント欄、私書箱にて、お待ちしております^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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