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山口小夜の不思議遊戯

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2008年01月09日
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                    注:こいつはケイジではありません
                     (ある意味、ケイジっぽいところもあるけど
                        


 本日の日記----------------

 皆さま、七草粥も無事に食されたことと存じます。

 七草粥といえば──『ミシュランガイド東京』です(そんなの関係ねぇ!)
 本日の日記としては、本文中を駆け回る泥棒猫ちゃんにちなんだ話題──題して【歴史教科書に泥棒を載せろ!】という命題を考えておりました。
 言うまでもなく、ドロボウは歴史の重要な登場人物です。石川五右衛門にいたっては、日本文学における紫式部と同じくらいに文化的に重要な人物なのです──

 …というお話を熱く書き進めていたのですが、つい先頃、家族の身の上にプチミシュランっぽい出来事があったのでこちらをまずご報告させてください。

 【鮭児をいただきました!】

 ご存知の方も多いかと思いますが、「鮭児」と書いて「けいじ」と読みます。
 この鮭は秋鮭漁の中で一万匹に対して一匹の割合でしか捕れない希少種です。
 ほかの白鮭と比べて、ひときわ目立つ青銀の鱗、体長の割には体高で、脂の乗りの良さを思わせる魚体。揚羽蝶のように切れ込んだ尾は、漁師さんでなくとも「秋鮭とは明らかに違う」と一目瞭然できる端正な姿をしています。昔、これを白鮭と一線を画して銀鮭と呼んだのも、うなずける話です。
 これほどの貴種──ニコラス・ケイジも嬉しかろ(そんなの関係ねぇ!)
 
 「鮭児」も秋鮭と同じシロサケですが、産卵の為に北海道オホーツク沿岸に回遊してくる北海道を母川とする鮭鱒類と異なっているようです。「鮭児」の母なる川は、現在のところ、どうやらアムール川系統であると考えられています。アムール川に至るまでの成長回遊の途中に捕らえられるために、白子も筋子も育っておらず、雌雄の黙視判別が困難であるのも特徴です。
 いずれ「鮭児」も母なる川に帰るのですが、まだ1~2年先なので体力十分だからと北海道産のオトナな鮭と羅臼の沖合いを遊び回っている時、間違って漁船に捕まってしまったというわけです(←このへん、ビミョ~に英っぽい)。

 これを、一生に一度の珍味と覚悟し、謹んで賞味させていただきました。
 一言で言うと、
 「いやぁ。若者を食う、とはこういうことか…たまらないなぺろり
 とダリウっさんのような感慨を持ってしまいました;

 美味端麗なんです。
 脂肪率が通常のサケの2~15%に対し、鮭児は20~30%ですから、切った包丁の先から脂がしたたります。
 身は爽やかな桃色。養殖のオレンジがかったピンク、秋鮭のサーモンピンクとは明らかに違う。
 白子や筋子の形成にエネルギーを取られる直前の、全身トロといわれるほどの脂の乗ったおいしさもさりながら、お刺身で味わってみて清廉でなんとも雑味のないところ、初めて生粋の「鮭の味」というものに開眼させられました(これまでの味覚は「鮭っぽい味」だったのだ…)。
 ふわふわに柔らかいのに身が締まっていないのとは違う…これが若いということなんだなぁと、しみじみ思ってしまいました。

 日本人ならば、一生に一度は食すべし。
 「鮭児」──昨年は450本が水揚げされたという。

 
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  新年早々、更新が遅れて恐縮です。

  何度も更新予定が変更になってしまうことに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
  このような事情を鑑み、勝手ながら、今年は少し余裕をもって月4回から月3回程度の更新にさせていただきたく、皆さまにお願い致します。今年もよろしくお願い申し上げます。






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最終更新日  2011年01月13日 11時44分29秒
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