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タイトル「余切ってなに!?」 (by小夜子:読みさえわからない…) ■第十章 山渡る者■ 突然ですが──敬老企画 Web拍手でお楽しみください☆ 【小角さまネタ8連発v】 さて、本日は、【山の高さの問題について】 前回のコメント欄から引き継がせてください。 (理系男子の言うことなどワケわからん、という文系淑女の方は、読み飛ばしていただいてだいじょうぶです。実は小夜子も同じ気持ちです:笑。 けど、こういうネタ、こだわるヒトはかーなーり、こだわる! 彼ら理系人たちは、箱根用水のことなどワケわからんが、おかしな計算だけは放っておけない!といった心境なのでしょう。南無三!) では、理系男子たちへ── 「ひーたんの示した方法は、確かに最もわかりやすい」とのジュン兄貴のお墨付きをいただき、以前の絵図を差し替えました。 ただし、深良村と芦ノ湖の高さの差を求めるだけであれば、以前の挿図の考え方でも求めることは可能であるそうです。(つまり、山の高さは求めない)。 この場合には、両側の斜面の角度を同じにしなければならないので、芦ノ湖側でそのような地点を見つけられるかどうかがカギになるとのこと。 また、「二ヶ所から掘り始めた穴は、ちゃんとつながるのか」という疑問に際しては、「穴の掘り始めの位置をどう決めるか」ではなく、逆に、掘り始める2点を先に決めておいて、「どの向きに掘ればいいのか(横方向の角度)」と考えればよいとのこと。 例えば、山の頂から深良側と芦ノ湖側の、掘り始めの2点を見下ろします。 その2点を直線で結び、その直線の傾きを求める。 真北から何度傾いているか、というような感じで。 これが横方向の角度で、それで求めた方向に掘り進めれば穴は繋がります。 Q:どうして「山の高さ」を測る必要があるの!? という私の疑問への答えも、非常に明確でした。 (↑作者が疑問に感じてどうする;) A:厳密には「山の高さ」を測る必要はありません。 ただ、トンネルの両端の「高さの差」は測る必要があります。 それによって掘り進める角度(縦方向の角度)を決めるからです。 縦方向でも横方向でも、角度が違ってしまえば、二つのトンネルは出合うことはありません。 で、その「高さの差」を求めるために、友野たちは深良側・芦ノ湖側のそれぞれから見た山の高さを求め、その差を出すという方法を用いたものと思われます。 こうして掘り進める角度が正確に求められれば、めでたくトンネルはつながるというわけです。 それにしても、当時の技術でよくそこまで正確に計算でき、さらによくその計算通りに掘り進めることができたものだと感心してしまいますね。 今回、私は本当に嬉しかった。 箱根用水掘削から350年が経った今、与一の遺した絵図を読み解くことのできる兄貴たちが、私のそばにいる。 みんなみんな、二十五年も前に(兄貴は実に三十年前だ)出会っていた仲間たち。 あの頃は、「箱根用水」なんて思ってもみなかったのに、今こうしてまた、みんなで頭をつき合わせて考えている──すべてはつながっているんだなぁ。 もしかしたら、与一が私のリメイクした絵図に「違う」といって、誰かの心の扉をたたいたのかもしれないな、なんて思ったりもします。 与一の伝えようとしたことが、兄貴の心に宿り、それを私に教えてくれたこと、私は作中に活かさなくては。 この後の章、酒井雅歌守あたりに、与一の絵図のことについて再び触れさせようか。 本編も三分の一を迎えた今、 私は「自分のいる位置でベストを尽くす人」に憧れます。 私が助けてほしいなぁと思ったときに、「こういうのって文章で説明するのは難しいんだよね」と言いながら、一生懸命に知恵を授けてくれた人、心からありがとう。そして、今後ともよろしくお願いします。 願わくは、私の娘が大人になったとき、 幼馴染でいつのときも助けてくれる頼りになる男の子たち。 精神の片割れとも呼べる女の子の親友。 その両方に恵まれていますように。 親として、願うのはただそれだけです。 (理系か文系かは、どっちでも可!) それでは、本日の更新、お楽しみください。 新たな登場人物が、箱根の歴史に躍り出ます──■第十章 山渡る者■ ◆応援ありがとうございます! 次回更新は、10月10日(金)●対決●です。山渡る民と与一とが出会います。 意気投合!とはいかなかったようで(笑)──ご期待ください。 ◆思うところあって、三週間いただいての更新となります。 ご理解ありがとうございます。 本日、ご先祖のお誕生日です☆ 敬老の日、おめでとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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