『5年3組リョウタ組』石田衣良
なんとなく教師になった中道良太。当時は就職難だったので大学で教職過程をとって教員試験を受けたら、思いがけず受かってしまった。給料は安いけど公務員だからいいかって感じで教師になった25歳。 熱血教師でもなく天然で、あまり深く考えずに行動する良太。 大人の自覚はあるけれど、気がつけば子供と同じ目線。 毎日、子供の成長にびっくりしながら、自分も教師としてのやりがいを見つけていく。 最初から立派な先生なんているはずがないのに、今の親は学校の先生の欠点ばかり見つけて批判しているような気がしますね。あとこの本の中にもでてくる年配の教師のいじめとか。 親だって最初から完璧な親なんていない。子供の成長とともに親も成長していく。教師だってそうじゃないでしょうか? 子供に教わることって多いですよ。親になってよく解りました。