『絶唱』湊 かなえ
舞台は南太平洋の楽園トンガ島民のほとんどがクリスチャンで日曜日には3回教会に行き祈りをささげるトンガの人は、死んだあと天国に行き神様と話ができるように毎週教会へ行く。死ぬことは怖いことではなく、神様のところへ行けるから喜ばしいこと、葬式の時にみんなが泣くのは、死んだ人と会えなくなってしまうから物語に出てくる人たちはみんな阪神大震災を経験し、身近な人を亡くして心に傷を抱えたままトンガへやって来る。最終章は作者本人のことを語っているように思えた【楽天ブックスならいつでも送料無料】絶唱 [ 湊かなえ ]【内容情報】(「BOOK」データベースより) 心を取り戻すために、約束を果たすために、逃げ出すために。忘れられないあの日のために。別れを受け止めるために。「死」に打ちのめされた彼女たちが秘密を抱えたまま辿りついた場所は、太平洋に浮かぶ島ー。喪失と再生。これは、人生の物語。