『ポイズンドーター・ホーリーマザー』湊 かなえ
いわゆる「毒母」ですが、湊さんらしく毒々しく描かれています。桂望美の『諦めない女』も母親と娘の確執だし、今読んでいる、山口恵以子の『毒母ですが、なにか』もズバリ母娘問題です。現代日本の社会問題ですね。男性は気が付いていないけど・・・日本女性の社会進出がおくれていることが原因かと思います。自分も娘で苦労しましたから・・・子供の悪いことは何でも母親のせいにして、夫は相談にも乗ってくれない。逃げてるのか?毒母になりたくてなっているんじゃないよ! ポイズンドーター・ホーリーマザー [ 湊かなえ ]【内容情報】(「BOOK」データベースより) 女優の藤吉弓香は、故郷で開催される同窓会の誘いを断った。母親に会いたくないのだ。中学生の頃から、自分を思うようにコントロールしようとする母親が原因の頭痛に悩まされてきた。同じ苦しみを抱えた親友からの説得もあって悩んだのだが…。そんな折、「毒親」をテーマにしたトーク番組への出演依頼が届く(「ポイズンドーター」)。呆然、驚愕、爽快、感動ーさまざまに感情を揺さぶられる圧巻の傑作集!