『本バスめぐりん。』大崎 梢
移動図書館バスのお話。東京近郊で、そこそこの人口がある都会でもなく田舎でもない都市、と言う設定。「あの地区は私鉄もなく、バス便も少ないので図書館バスの拠点から外せない」というくだりがあって、うらやましいーと思った。うちは田舎なので、市立図書館まで車で15分かかります。バス便は廃止され、電車もないので、車しか手段がないのです。タクシーを頼んだら片道2000円くらいするので、ネットで本を買った方が安いくらいだ。内容的には、本を巡る年代を超えた人間模様や、司書と運転士さんの年の差コンビも面白かった。けれど、都会の図書館は恵まれているな、という感想の方が強かった。本バスめぐりん。 (創元推理文庫) [ 大崎 梢 ]